2013年5月25日土曜日

タカミネ復活!

「タカミネ」というのは高峰楽器製作所のギター・ブランド名。僕が所有しているタカミネのエレアコ=「PT-108」はギターケースにしまったまま長年ほったらかし状態でした。昨年、「久しぶりに引っ張りだして弾いてみたら結構良かったので、弦を張り替えてチューニングをした」というところまでは「My Guitars」内に書いていたのですが、再びライブで使い始めています。


このギター、ペグの頭の部分(ペグボタンというらしい)がプラスティック製で、5弦用のものにはうっすらとひびが入っているように見えていたんですが、遂に割れてしまいチューニングができなくなってしまいました。


そこで、代替えのパーツは無いものかとネットでいろいろ調べてみるうちに、素敵な木製のペグボタンを発見。さっそく注文してみました。到着するまでのワクワク感が堪りません。


結果はネジのサイズが合わずNG。「古いモデルの場合、装着出来ない場合がある」と注意書きがあったので完全に自己責任です。ペグボタンのネジ穴にもいろいろなサイズがあるとは知りませんでした。高級感があってイイ感じなんだけどなぁ。残念…。

試しにPRSのCustom24のペグを外して付けてみたら何とピッタリ。その情報を元に、ギターにメチャクチャ詳しい古くからの友人に助けを求めたところ、たまたま同じサイズのペグが余っているということで譲って頂きました。


6個全てを金属製のボタンに変更すると、質量がかなり変わってしまうので、低音弦側のボタン部だけを交換。無事に使用可能になりました。見た目のバランスの悪さは気にしないことにします。


アコギ用プリアンプ=BOSS AD-8との相性もバッチリ。このギターのような普通のピエゾ・タイプのピックアップ搭載のギターとの組み合わせは特にオススメです。エレガットのPT-307も併用しているので、別々の設定をメモリーし、切り替えて使用しています。


ツアーに機材を持って行くと、ケースはかなりボロボロになりますが、このギターのケースも見ての通り。飛行機に乗る時に手荷物に付けられるタグの残骸も沢山残っていました。現在のテープ形状のものとは違い、こんな紐付きのタグが付けられていたことを思い出しました。意図的に残していたわけではないんですけど。


メンテナンスが必要なのは楽器も体も一緒ということですね。どちらも大事に使っていきましょう。

2013年5月19日日曜日

ギタリストのための五十肩対策


まずは、ずっと告知し忘れていたことについて。BOSSのマルチ・エフェクターでME-25というモデルがあります。で、このME-25を使用して、国内のアーティスト6組の代表曲(CharさんからScandalまで)のイントロ部分をコピーして演奏したデータを作成しました。BOSSサイト内の「Tone Room」というページでサンプル・サウンドを聴いて頂けます。(勿論、無料!)ME-25の実力を思い知ってくださいっていうか、僕自身が思い知らされました。この音を録音した時のパッチもダウンロードできるようになっています。是非!


クリックで当該サイトへ行けます

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五十肩その後

前にも1度書いているのですが、その後の経過など…。病院のリハビリに通い始めて4ヶ月。かなり回復してきていて、腕の可動範囲も広くなってきています。仕事に影響してもいけないし、自分自身が心配になるので、ここには敢えて書かないようにしてきました。僕自身も病名さえも知らずに「肩の痛み」でネット検索して初めて知ったことではありますが、40代以上の20人に1人が掛かる病気ということなので、今だから書けるその経過についてまとめてみます。参考にしていただければと思います。

その原因
病院の先生曰く、原因はわからないそうです。レントゲンを撮るのも、他の病気が無ければ「五十肩であろう」ということみたいです。ただ、自分自身では「楽器を弾く」、「パソコンに向かう」など、姿勢が悪い状態を続けていたことが悪化した原因になっているような気がしています。

その症状
一定の範囲を超えて腕を動かすと激痛が走りますが、普段の生活では特に痛みはありません。ただ、そのまま放置していると、腕の可動域(僕の場合は左腕)が狭くなり、そのまま、腕が上がらなくなってしまうそうです。1番ツラかったのは睡眠が妨げられること。寝返りをうつと腕の置き場が可動域を超えてしまい、痛みで目が覚めてしまうのです。睡眠時間が充分に取れないことがストレスになりました。

ギターを演奏するだけなら全く問題無かったのですが、何点か不具合を感じることも。例えば、ギターを持ち替える場合。2本のギタースタンドを使って1本づつ持ち替えれば右手だけで交換できますが、左手でギターを持ったまま、右手でギターを掴んでしまうのがクセになっているので、「イテテテ」となります。チューニングもツライ。ほぼ真横に腕を上げないとならないし、フェンダーのようにペグ(糸巻き)が6本とも上部についているギターだと特に。2月頃のライブでは、ヘッド側をかなり下げてチューニングしていたので、カッコワルカッタでしょうね。


ライブ中の最大の恐怖は終演直後のこと。演奏が終わってメンバー全員が前1列に並んで挨拶するじゃないですか。手をつないで一気に左手を持ち上げられたら、きっとその場でうずくまってしまうでしょう。なので、左手がフリーになる左端のポジションを死守してました。(笑)

その治療法
以前に書いたように、電気治療が基本です。平均で週に2回位通ってました。痛みも引き、可動範囲も元に戻りつつあるので、効果はあったのではないでしょうか。加えて自宅でも懸命にストレッチをすることを心掛けました。自転車だと肩は動かせないので、今は500mlの水のペットボトルを手に、毎日ウォーキングをするようにしています。今回のことで、腕というのは実にいろいろな方向に動くようにできているものだと改めて感心しましたよ。

ミュージシャンといえども普通の人間です。図書館で借りて読んだ大槻ケンヂ氏の対談集「40代、職業・ロックミュージシャン」にもいろいろな人の努力や苦悩が描かれていて共感できました。加齢で音域が狭くなるヴォーカリストや、体力をより必要とされるドラマーは特に大変そうです。ミック・ジャガーやピート・タウンゼンドはやっぱりスゴイ!ってことを改めて思い知らされた、そんな4ヶ月間でした。

2013年5月15日水曜日

近況報告と告知です


ご無沙汰しています。ブログって続けて書いてないとダメですね。間が空いてしまうと書きたいことが溜まってしまい、まとめにくくなってしまうことがよくわかりました。みんなこんな感じでフェード・アウトしちゃうんだろうな−、と思いつつ、僕自身はしつこくマイペースで今後も書いていくつもりなので、お付き合い頂けたら幸いです。

まずは今後のスケジュールなどの告知などをさせていただきます。

The EFFECTOR BOOK Vol.20

5月31日に発売される「エフェクター・ブック」に原稿を書かせて頂きました。

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[特集1]
Essential of OVERDRIVE~オーヴァードライヴを極める!~ 
■Shun Nokinaインタビュー
■VEMURAM Custom Guitar Pedalsインタビュー
■注目のビルダー10人に訊くドライヴ・ペダルの現在 
■中野 豊直伝!歪みサウンド作りの方法論 
■歪み回路のエポック・メイキング 
■[実験]9V電池で音は変るのか? 
■オーヴァードライヴなアルバム100選 
■安価なビギナー・モデルを実力診断する etc. 

今回の特集1は「オーヴァードライヴ」がテーマということで、歪み系の基礎からアンプによるサウンドの違いなどを中心に解説しています。BOSS以外のエフェクターについてもいろいろ書いてみました。因みにBOSSは「オーバードライブ」表記ですが、シンコーさんは「オーヴァードライヴ」で統一しているようですね。

Amazonでも予約を受け付けています。こちらからどうぞ。

プロフェッショナル・エフェクター・テクニック」の方も引き続きよろしくお願いします。


TOKYO GUITAR SHOW 2013

今年も開催される東京ギターショー。今回も出演させていただくことになりました。手帳で調べてみたら2008年から数えて6回目。ありがたいな〜。会場は昨年に引き続きベルサール渋谷ガーデンです。

僕の担当は今回もコンパクト・エフェクターのご紹介になりそうですが、DA-2、TE-2、MO-2という新製品もありますし、「プロフェッショナル・エフェクター・テクニック」執筆で発見した面白サウンドの再現も含め、見所満載の内容を予定しています。他の出演者も多彩なラインナップ。僕自身も観るのを楽しみにしています。是非お越し下さい!

日時:2013年6月29日(土) 10:30~19:00/6月30日(日) 10:30~17:00
会場:ベルサール渋谷ガーデン イベントホール
東京都渋谷区南平台16-17 住友不動産渋谷ガーデンタワー1F・B1

詳しくはこちらから。


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ってなわけで、先週までは原稿書いたり、ライブだったり、セミナーだったり。浜松に行ったり、新潟に行ったりとか、忙しくしてました。今週に入ってからは仕事は一段落。ブログの更新も、どんどんしていきたいと心の中では思っています。今後もよろしくです。