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2014年7月14日月曜日

現代高校生バンド事情

先週、専門学校の講師をしていた頃の教え子3人(=卒業生)とスタジオで遊んできました。レッスンとかではなく、みんなでセッションしたり、得意技とかを教え合ったりとか。それぞれ音楽は続けているようで、演奏もみんなうまくなっていてビックリ。


そんな感じで、若い世代のギター弾きとの交流は発見も多く、とても刺激になります。昨年くらいからは高校生対象のエフェクター・セミナーのインストラクターの仕事も増えてきていて、参加者といろいとな話をさせてもらうのですが、これが本当に面白いのです。現在の高校生バンドの全てを知っているわけではありませんが、僕が知っている範囲で、その特色をまとめてみましょう。(写真は今年の3月、広島でのセミナー)


聴いている音楽はJ POPが中心
ここ数年「ONE OK ROCK」や「9mm Parabellum Bullet」辺りは不動の人気。女子は「Scandal」の影響大。聴いている音楽とコピーする楽曲は結構違うらしい。「ELLEGARDEN」や「GO!GO!7188」など既に解散しているバンドの楽曲もレパートリーに含まれていることも。「BUMP OF CHICKEN」や「スピッツ」など、少し前から活躍しているバンドもよく知っている。洋楽よりJ Rockの方が圧倒的に人気なのは、高校生に限らないか…。でも、彼らの親がロック世代であることから(それでも大半は僕よりも若いであろう)、「Beatles」~「Deep Purple」~「Van Helen」なども知っている。エディを熱心に、ギター本体も含めてコピーしている生徒も!(=下写真。このイベントは試奏コーナーもあるのだ)アニメ&ボカロ曲は世間で言われているよりは影響は少ない印象。


高い女子率
昔では考えられないくらい女子が多い。ガールズ・バンドは勿論、男女混合バンドも多数。高校の軽音バンドという特殊事情はあるかもしれませんが。「サカナクション」とか「SEKAI NO OWARI」などの影響もあるのかな?数年前であれば、機材などにはあまり関心が無さそうな女の子が多かった印象がありますが、今は興味津々でセミナーを受けてくれ、休憩時間は質問攻めになります。真面目そうな子が多い感じもします。(写真は昨年末、長野にて)


練習環境
学校にもよるみたいですが、大抵は放課後の教室で練習しているようです。部員の人数に対して、練習時間が足りないのが悩みの種のよう。ただ、学校の顧問の先生は音楽好きな方が多いようで、僕が高校生だった頃には考えられない位、バンド活動に対する学校の理解は高いような気がします。実際、むしろ先生の方が熱心なケースもありそうな気配。先生がストーンズ・ロゴのジャンパーを着てたり!地域の「青少年センター」などが無料で練習場所を提供しているケースもあるそうです。

オリジナリティ
実は昨年の8月に、今の高校生のバンドの演奏が聴きたくて、「全国高等学校軽音楽コンテスト」の決勝大会を見に行ってきました。さすがに各地区予選を勝ち上がってきたバンドだけあって、歌や演奏が良かったことは勿論、驚かされたのはそのオリジナリティの高さ。全25バンド中コピーバンドはわずかに2組。しかも、1組はオーティス・ラッシュのコピーという渋さ!「ウケよう」とか、「売れたい」みたいな下心が垣間見えると興ざめしてしまいますが、多くのバンドが自由に曲を作っているように見えて、非常に好感が持てましたし、何よりも僕自身がリスナーとして音楽を心から楽しむことができたのは大きな収穫でした。今年も8月20日に小田原市民会館で決勝大会があるようなので、時間が合えば聴きに行くつもり。


所持している機材
エフェクターはマルチを使っている人が多い印象。勿論、プロ並みにエフェクター・ボードを組んでいる子もいますが、高校生にとって楽器代を捻出するのは大変そうなのは、昔と変わらず、でしょう。ギターはストラトやレスポール以外も結構多い印象。お父さんから譲り受けたという「ジャパン・ヴィンテージ」を持ってくる子も結構います。写真のボードは広島で見せて貰ったもの。


高校軽音連盟
部活を統括するような組織。現在は各都道府県の管轄で、まだ全国組織にはまだ至らないようです。でも、今の高校生バンドって完全に部活として認められているのは何だか羨ましい。写真は今年、大阪と埼玉でのセミナー時のものです。


このようなセミナーの目的は「楽器の面白さを伝えることで、より音楽を好きに
なってもらいたい」これに尽きます。彼らが楽しい時間だったと感じてくれていたら嬉しいんですけどね。

先日の「東京ギターショー」や専門学校でやらせて頂くセミナーも含めて、音楽や楽器が好きな人と話をするのは楽しいものです。どこかで見掛けたらどんどんを声を掛けてくださいね!!
そうそう、昔の教え子の諸君でこのサイトを見ている人がいたら、是非連絡してください。メシくらいご馳走しますよ!


2012年12月26日水曜日

今年観たモノ聴いたもの

あと5日で今年が終わってしまうなんてビックリ!ですね。昔と違って暮れや正月の特別感は薄まってきているし、今年の正月同様に普通に仕事をしていそうです。生まれも育ちも東京なので帰省とかにも無縁です。(帰省ってしてみたい!)

最近はCDショップに行くことはほとんど無く、AmazonとiTunes Storeで済ませてしまっています。 購入履歴を見れば何を買ったか一目瞭然で面白いですね。 今年はどんなCDやDVDを自分は購入したかな?と振り返ってみようと思います。

Amazon
DVDは100%ここ。CDは価格が安いものだけ選んで買います。欲しいCDも値段が高めの場合は様子見して(平気ですぐに半額くらい下がりますから)、安くなってから。急がない場合は「マーケット・プレイス」で海外の業者からも。基本的に輸入盤、中古でもOK。Kindle経由の書籍も2冊くらい買ってみたけど、読むのがiPad 2なのでちょっと重いのと単価がもう少し安くなれば…。

iTunes Store
すぐに聴きたい場合はこちら。洋楽の古いものとかはもう少し安くしてくれないかな。邦楽はCDよりは安いので、こちらで買うことが多くなりました。iTunes Cardを割引があるときにまとめて購入するようにしています。カードの番号をMacのカメラで一瞬で読み込めるようになったのはとても便利です。

洋楽DVD
最近出たツェッペリンの5年前に1回だけ行われた再結成ライブを収録したDVDとCDのセット。実はあまり期待していなかったのだけど、もの凄いインパクト。 演奏が素晴らしくうまいとかでは無いのにもう理屈抜きでスゴイ!レスポールの正しい弾き方を改めて気付かされました。家ではレスポール・カスタムばかり最近は弾いています。

ストーンズのドキュメンタリー「クロスファイヤー・ハリケーン」はどちらかと言えば「風俗としてのローリング・ストーンズ」という内容で、個人的にはもう少し音楽にスポットを当てて欲しかったなぁ、と思いました。80年代に出ていたヒストリー・ビデオの方が面白かったかも。


洋楽CD
いわゆるディスク・ガイド的な本が結構好きで、時々買ってしまいます。誰もが認める名盤でも意外に持っていないこともあって、これらを見ながらiTunesで試聴して、良さそうだったら買ってみます。旧譜はその時代に聴くからこそ、あるいは一定の年齢で聴くからこそ価値があるというものも少なくないと思いました。


洋楽の新譜もそこそこ買っているのですが、ロック系ではあまり聴き込むほどハマルものは個人的にはありませんでした。ジョン・メイヤーの「Born and Raised」は心地よくてBGM的には聴きましたけど。
今年はいつになくジャズ系のCDを聴いていたような。女性シンガー/ベーシストのEsperanza Spaldingとか、ギタリストKurt Rosenwinkelなどを良く聴いてます。

邦楽DVD
今年は邦楽のライブDVDを沢山観ました。仕事がらみということもあったのですが、今はカッコいいバンドが沢山いますね。

最も感銘を受けたのはサカナクションの去年のライブ「SAKANAQUARIUM 2011 DocumentaLy」。CDも好きでよく聴いていたのですが、このライブの完成度の高さに脱帽です。ディレイの使い方が、ギターを弾く人にはとても参考になりますよ。

高校生あたりと話をすると必ず話題に出る、One OK RockのLive DVDも想像以上に良かったです。演奏うまいし。先日、アマチュアのコンテストを観に行ってきたんですが、このバンドの影響力を改めて感じるような、似たようなバンドが一杯出演してました。


邦楽CD
ドラムが脱退してどうなるか注目していたチャット・モンチーのアルバム「変身」はタイトルそのままに、まるで別のバンドのようなパンクな音作りが◎。

きっと世間的には今更という感じなんでしょうけど、ヒャダインのアルバム「20112012」も買ってみました。仕事先でアニメ系やアイドル系の話も良く出るのでね。何でもありな楽曲とアレンジは聴いていて楽しい作品で、個人的には今年聴いたアルバムではNO.1です。ただ中毒性があって、一晩寝てもメロディが頭から離れないのが怖いくらいです。

そういえば、数日前にたまたまテレビをつけたら、初音ミクのライブをやってました(ミクパっていうらしい)。CGに合わせて、楽器陣は生演奏なんですね。カラオケに合わせて歌うアイドルのコンサート、会場で聴くとどちらがライブ感があるんでしょうか。

多くの音楽に触れていると、いろいろな世代の人と話しができて楽しいし、更にいろいろなことを教えて貰えるので、とても勉強になります。来年もいろいろ教えて下さいませ。

2012年8月26日日曜日

ジミヘンを見た!


ジミ・ヘンドリックス、略してジミヘンの演奏を初めて聴いたのは1975年のことでした。

僕がロックを聴き始めた時(1972年頃)にはすでに彼は亡くなっていて、今では信じられないかもしれませんが、ビートルズは別格として、60年代的な音楽は過去のものとして、比較的軽く扱われていたような気がします。1974年のミュージック・ライフ誌の人気投票ではジミヘンはギタリスト部門の16位。1位はジミー・ペイジでジミヘンとは4倍もの得票差、そんな時代もあったのです。

初めて聴いた時のことは鮮明に覚えています。自分にとって初めてのバンドの練習(キーボード担当の田舎の家で音が出せた)をしていた時、映画「モンタレー・ポップ・フェスティバル」のテレビ放送があって、メンバーみんなでそれを見たからです。ステージを転げ回りながら演奏し、最後にはギターに火をつけて粉々に壊してしまうのは、今ではあまりにも有名なシーンとして知られているのです。(映像、すぐに見られなくなりそうです…)



それを見たあとの自分の写真(16歳の時)が残っています。まずは自分でもマネしてやってみた、という所でしょうか。誰が撮影したのか、でもよく撮っておいてくれたな〜、と思います。ジミヘンの音楽の凄さを本当に理解できるようになったのはもっとずっと後のことではあります…。


僕が最も好きな彼の作品は2枚目にあたる「Axis:Bold As Love」です。一般的には名盤と言われているのは1枚目か3枚目なんですけど、たまたま最初に買ったアルバムがこれだったということ。10代の頃に初めて聴いた時の衝撃はもう味わえないんでしょうね。


右下のCDは90年代初頭のリミックス・バージョンで、これがなかなかに捨てがたい魅力で、上のリマスター盤だけでなくて、今でもときどき聴いています。

そんなわけで昔の雑誌をひっくり返して眺めていたら、ギターの広告が数多く掲載されているのに、フェンダーやギブソンの広告が無いのに気付きました。当時はどんな状況だったんでしょう。グレコやヤマハなどに混じって沢山のギターブランドの広告が載ってました。

こんなのや…、



こんな…、



…、



昔はこんなだったんですね。

JS-10の元祖みたいな製品の広告も載ってました。リズムマシンが付いたギターアンプ。これ、欲しかったんですよ〜。



初めてのバンドや初めてのライブの話もまた今度。

2011年6月13日月曜日

My Music Life

iPad/IPhone用の電子書籍を何冊かダウンロードしてみましたが、僕にとってダントツに面白かったのが「Music Life+」。無料なのに内容もとても充実していて読み応えがあります。 インタビューの音声が聴けたり、縦横によって表示される内容が変化するなど、 電子書籍ならではのアイディアも秀逸です。

僕が洋楽ロックを聴き始めたのは中学生の頃。情報はラジオと雑誌だけの時代(テレビではロックはほとんど放送されなかった)。そんな時に毎月のように買っていた音楽雑誌が「ミュージック・ライフ」だったのです。勿論、ほとんどを処分してしまっていますが、3冊だけ捨てずにとってありました。(1974年〜76年)


何故、この3冊だけ残してあったかというと、ミュージック・ライフでは読者による人気投票が行われており、その最終結果が毎年の3月号に掲載されていたから。つまり、まだ聴いたことの無いアーティストの作品を、中学生の乏しい小遣いの中から購入するための参考資料にしていたのです。

この人気投票はバンドやアーティストだけでなく、各プレーヤーも部門別に掲載されているので、眺めている内に自然とその名前も記憶されていきました。まだ耳にしたことのない作品を想像しながら、次に買うべきレコードを決めていったのです。そして、作品を新たに聴く度に、次々とチェックマークを付けていきました。


10代で覚えたことは忘れないんですよね。この時代に活躍した「ユーライア・ヒープ」や「ウィッシュボーン・アッシュ」のメンバーの名前は全て覚えているのに、CDを買っているのに「マルーン5」や「リンキンパーク」のメンバーの名前は全く覚えられませんから…。

高校に入りギターを始めてからは、ロックは聴くだけのものから、演奏するためのものに変わり、読む音楽雑誌も「プレーヤー」誌などに移っていきました。

現在は情報が溢れていて、何でも調べれば多くのことがわかってしまいます。一方、当時は情報が少なく、それを想像力で埋めていくことが、音楽をより面白くしていた側面もあったのでは?なんてことも考えてしまいます。

さて、「Music Life+」は次回はツェッペリン特集らしいです。こちらも楽しみです。

2011年5月29日日曜日

楽しくも反省と覚醒の夜

土曜日の夜(5月28日)、スターダスト・レビューのコンサートを中野サンプラザに観に行ってきました。ラッキーなことに、お誘い頂けたので…。

体が思わず動いてしまう、理屈じゃなく、音楽を純粋に楽しめてしまう、そんな凄いライブでした。

スタレビは80年代から、いろいろなイベントですれ違っていましたし、90年代以降は、KANさんとのジョイント・ライブなどで何度かご一緒させて頂いたこともあります。

なので、リハーサルやステージの袖で何度も見たこともありますし、何と、一緒に演奏させていただいたことも!

でも、初めて客席で観たスタレビは、僕の知っているスタレビとは全然違うバンドでした。お客さんを楽しませることに徹した演奏と、自らも楽しもうとする観客。その会場内の一体感は、僕にとっては衝撃的でさえありました。

僕は彼らの肩越しから演奏だけを見ていたに過ぎなかった。それはライブを観たことにはならない。そんなことにも気づいていなかったなんて…。

客席で、自分の中の何かが久しぶりに目覚めるような、そんな感覚を味わった気がします。自分もこのままじゃまだ終われない。もっと先に進みたい。そのために自分に出来ることは何か?

そんなことを考えさせられた夜でもありました。

感謝です。。。

2011年5月26日木曜日

何度も買ってしまうCD

音楽を仕事にしていると、CDを聴くのも「仕事の内」みたいなところもあるんですね。なので、普通の人に比べたら非常に多くのCDを購入します。元々音楽が好きで、沢山の音楽に囲まれて暮らしたいと思っていたのですから、その夢は叶ったと言っても良いのかもしれません。

昔からのロックファンは、本当に好きな作品は3種類位は買ってるんじゃないでしょうか?10代の時に聴いたアナログ盤、初CD化された時、リマスター盤、ボーナス・トラック入りなどなど…。



熱狂的なZepファンというわけではありませんが、この2ndアルバムもアナログ、初回盤、リマスター盤と3枚買っています。実家にはシングル盤もありました。(買った記憶がないので、弟のかも)

ビートルズは最近リマスター盤が発売されましたが、モノ・ミックスはまだ聴いていないんですよ。去年、いろんな人から煽られたので聴いてみたいけど、ボックス・セットしかないんで高いんですよね。

初期のCDで最も印象が悪い、スティーリー・ダンの「Aja」。アナログ盤の音が素晴らしかったこともあって、CDはリマスター盤が出るまではあまり聴かなかったほどです。


同じ作品を4回も買ったのはTOTOの2nd「ハイドラ」。発売日にわくわくしてアナログ盤を買ったのに、帰りに学校のトイレに置き忘れて紛失。でもめげずに、すぐに買い直し。結果、大好きな作品になりました。これも初期のCDは音が悪くがっかり。で、2008年に思い切って7枚組ボックス・セットを購入!しかし、これがまさかの旧マスタリング盤でした。もうTOTOのCDは縁がなかったと思って諦めます。

そんなわけで、部屋の壁中がCDで埋まってしまう状況になってしまいました。HDDに保存してCDを処分してしまう人もいますが、捨てるには忍びないと思っていたところ、ネットでコクヨから出ている「MEDIA PASS」なる商品を発見。これは、CDのプラスティック部分を除いたCD本体と紙の部分を、薄いビニール製のケースに入れることで半分以下の厚みにできるのです。


まあ、ちょっとした出費にはなりましたが、見事に部屋のCD棚は1/3ほどになりました。最近はダウンロードで買ってしまうこともあるのですが、今後はデータとCD、どっちで持っている方が良いでしょうね。

2011年5月23日月曜日

レコーディングという仕事

幸せなことに、今まで多くのレコーディングに参加させて頂いてきました。とはいうものの、僕はスタジオ・ミュージシャンとしての仕事よりも、ライブやデモ演奏の仕事の方がずっとメインでしたので、「多くの」とういう表現が正しいかどうかはわかりませんが…。それでも、少なくとも100曲以上がCDの形になって発売されていたはずです。

「少なくとも」という書き方をしたのには理由があります。例えば、タレントさんや俳優さんなど、特に音楽が本業でない方のレコーディングでは、ボーカル・パートの録音以外は、ご本人がいらっしゃらないことが多いので、「ところでこの曲はどなたのための楽曲ですか?」と関係者の方に尋ねておかないと、後でわからなくなってしまうこともあったのです。

ご本人にお会いできた場合も、その曲がデビュー曲で、後で芸名が変わってしまった場合とか、或いは、その楽曲そのものが発売されなかったりすることもあるんですね。完成したCDを頂けることもありますが、そうでないことも半々くらいだったでしょうか。なので、「全部で○△曲参加した」とは自分でも確認できないのです。

更に、レコーディングの仕事はCDとして発売されるものだけではありません。映画、ドラマ、アニメ、演劇、イベントなどに使われる音楽や、テレビ、ラジオのCMやジングルなどの他、あらゆる場所で流れている音楽は誰かによって作曲され、演奏されているものなのです。考えてみれば当たり前のことなんですけどね。

初めてレコーディングした曲がテレビから流れたのを聴いた時は、本当に感動しました。それは、とある製品のCMソング。15秒間だけですが、毎日決まった時間に流れるので、毎日飽きずに見てました。(ビデオ無かったしな〜)

逆に、自分の演奏した楽曲に思わぬところで再会することもあります。何気なく流れている音楽を聴いて、「これ誰の曲だっけ?何ていうタイトルの楽曲だっけ?うーん、思い出せない!」なんてことよくあるでしょう?恥ずかしいことに、自分で演奏しているのにも関わらず、そんなことになってしまうこともあるのです。

例えば、仕事で地方に行ったときのホテルや、どこかのホールの楽屋にあったテレビから流れてくる音楽、「このギター弾いてんのオレじゃん」 なんて数分経ってから気づくこともありました。

初めてのプロとして(?)のレコーディングからもう30年が経ってしまいました。レコーディングの環境は、当時と比べると大きく変わりました。自宅で最小限の機材だけでも、自分の音楽を作ることができる時代。それはかつてアマチュアだった自分が夢みた時代でもあります。この環境に慣れすぎずに、音楽への情熱、演奏する楽しさを持ち続けたいですし、その楽しさを、1人でも多くの人に伝えられたら、と思っています。

今まで他ではあまり書いたことはないのですが、自分のブログページなので、今までの仕事を備忘録として残しておこうかと思いました。それで「Database」というページを作ることにしました。もし、ご興味があれば上のタブからご覧になってみてください。ブログ記事に併せて、そちらも更新していくつもりでいます。

2011年5月2日月曜日

音楽と生楽器の力

昨日、KANさんの昭和音楽大学管弦楽団とのコンサートに招待していただけたので、新百合ヶ丘に聴きに行ってきました。ロックバンドのライブとはひと味違う、大人数による迫力の演奏でとても良かったです。本人はアレンジ&譜面書きが大変だったようですが、学生さん達も楽しそうでしたし、相変わらずの面白MCも含め、素晴らしいコンサートだったと思います。

以前に、KANさんのレコーディングで生のストリングスの録音を見学させてもらったことがあります。(「Close To Me」という楽曲です)それまでもライブでオーケストラとの共演経験はありましたが、スタジオのモニター・スピーカーで聴く音色の素晴らしさは本当に圧倒させられました。

また、中国の楽器、二胡の録音にも立ち会ったことがあります。ヘッドホン越しにたった1音聴いただけでノックアウトさせられる美しいサウンド。かなりのインパクトがありました。

翻って自分の演奏にそのような「人を感動させる力」とか「1音だけで表現できる説得力」にはまだまだ足りないことが多すぎる、などと思っています。もっと本気でギター練習しないとな〜。

KAN「Superfaker」のPV収録時の写真です

昨日のコンサートの終演後、多くの方に「ブログ見てますよ−」と声を掛けて頂きました。ありがとうございます。がんばって更新していくつもりなので、今後もお付き合いいただければ幸いです。

P.S.
「Superfaker」のプロモーション・ビデオは、このブログの1回目に書いた若洲海浜公園で撮影されました。ビデオを持っている方は写真と見くらべてみては?

2011年3月24日木曜日

最近のお気に入りの音楽たち

今月は仕事があらかた飛んでしまったので、家で過ごしていることが多く、こんなにもまとまった時間が取れるのも久しぶりだったので、沢山の音楽を聴いています。

僕は家ではCDをiMacにリッピングし(AAC)、それをiTunesで再生して聴いています。ところが、オーディオ再生に特化した専用のプレーヤー系ソフトはサウンドがiTunesとはかなり違う、との記述をネットで見かけたので、サード・パーティー製のいくつかをダウンロードして試してみました。確かに音は違いましたし、アプリによってもキャラクターがいろいろで非常に面白かったです。「Audivana」っていうソフトはハイファイでiTunesに対極にあるサウンド、有料の「Fidelia」はその中間っていうのが個人的な印象です。

このような再生系の機材やアプリをテストするときには、自分が聴き慣れたCDを使用します。数年前から、iTunesの中に「リファレンス用」というプレイリストを作成して、いろんなタイプの曲を登録しています。このリストは必然的に自分が聞き込んだ楽曲が並ぶことになるわけなんですね。

リストは登録順に並んでいて、古い方(リストの上側)は洋楽が多く、ジェームス・テイラー、サラ・マクラクラン、パット・メセニー、アヴリル・ラヴィーンの1st、マルーン5の2nd、リンキンパーク、エリック・ジョンソン、グリーンデイ、Muse、などなど。

ところが真ん中より下はマキシマム ザ ホルモン、チャットモンチー、Superflyの1枚目、Perfumeのシングル曲、ミスチルの「SUPERMARKET FANTASY」の収録曲などが並んでいます。

そう、ここ2年位は以前に比べて日本のアーティストの作品を聴くことが多くなりました。きっかけは、マーティー・フリードマンさんの「い~じゃん!J-POP」を読んで、「外人さんが聴いた日本の音楽」への視点がとても新鮮だったことかもしれません。なるほど!ということで周りの若い友人達のお勧めのCDを片っ端から聴いていったらハマってしまいました。

特に2009年は僕にとっての名盤が目白押し。RADWIMPSの「アルトコロニーの定理」、元エルレガーデンのギタリストの「Nothing's Curved In Stone」のデビュー盤、相対性理論、チャットモンチーの「告白」、Factのデビュー盤、くるりの「魂のゆくえ」、インストのポストロック=toeの2ndなどをよく聴いてました。

また、昨年(2010年)はKANさんのライブで、日本を代表するアーティストの方々と同じステージに立てる、という素晴らしい経験をさせて頂きました。事前にそれぞれのアーティストの作品を聴くことで、一層、楽しさを味わえたと思っています。ギターの腕前も相当なアーティストも多かったので、勉強にもなりましたし、多分すごく影響されてると思います。

今の日本の若いアーティスト達は、その立ち位置の違いこそあれ、自由奔放に音楽を作っているような気がします。音楽業界はビジネスとしては縮小しているとよく言われますが、音楽そのものに関しては多様性や品質は増しているように感じているのは僕だけでしょうか。

自分も演奏技術や音楽的な知識は勿論、感性ももっともっと磨いていかなきゃな〜、なんて思っています。