JCシリーズのラインナップにも、久々にニューモデルが登場。「JC-40」のレビューもこの記事の後半に書きましたので、併せてご覧ください。
JC-120の新旧比較
40年前、1975年は僕がGreco製「EG-480B」を購入してギターを始めた年でもあります。JC-120が写っている昔の写真を探してみたところ、ハイありました。
これは1976年頃の写真で、高校時代に一緒にバンドをやっていたボーカルの高桑君とスタジオ常設の最初期型JC-120です。
40年間、ほぼ同じデザインとスペックを誇るJC-120ではありますが、現在のモデルとは微妙に異なっています。現在のJC-120のパネル部と最初期型を比べてみましょう。(上の写真が現在のモデル)
現在でも40年前と同じモデルが製造し続けられている理由は、サウンドそのものが評価されているということの証でしょう。クリーンでありながらアタックがしっかり再生されるこのアンプの特性は、アナログBBD搭載のコーラスとともに変化ありません。
JC-40登場!
JCシリーズは、今までもいくつかのモデルが販売されていたこともありますが、最近はJC-120以外はラインナップにありませんでした。しかし、40周年記念(?)、40W仕様の「JC-40」がいよいよ発売になります。実際に弾いてみると、JC-120同様のキャラクターでありながら、JC120よりもやや中域にパワーを感じられるサウンドで好感が持てました。特に、歪み系エフェクターとの相性は抜群、どんなモデルを使ってもその特性をスポイルせずに再生できる印象です。特にBD-2系などとの組み合わせもオススメ!
JC-120の各コントローラーを踏襲していますが、エフェクト関係のスペックはやや異なっています。コーラス機能はJC-120の場合はパラメーターが固定なのですが、「MANUAL」というモードが追加されていて、【SPEED】と【DEPTH】で調整することも可能になっています。また、【DISTORTION】のサウンドはJC-120とは異なり、アンプライクなモダンな歪みが得られるようになっています。
僕がこのJC-40で特に気に入ったのは、インプットがステレオ入力が可能になったところです。ケーブルを1本追加するだけで、ディレイやリバーブなどのステレオ・エフェクターを1台のアンプで手軽に試せます。
昔の「PN-2」というモデルを使ってオート・パンを試してみました〜。
JC-40搭載のエフェクターのコントロールや、エフェクト・ループ、センド/リターンなど、リア・パネル側も充実。スイッチャーの"ES-8"と組み合わせたら、かなりいろいろなこともできそうです。これは、ライブでも使ってみたいアンプですね。11月7日から販売開始されるそうです。
YouTubeなどで、この"JC-40"のデモ・ビデオが公開されていますが、このビデオの音楽制作も担当させていただきました。映像の中のプレーヤーは僕ではありませんが、実際はギターも僕が演奏しています。
某スタジオにて、自撮りならぬ「自録り」です。イヤモニ(Shure=SE535)でモニターしながら、ギターアンプの音を録るのにもすっかり慣れてきました。
この曲、ローランドさんからは「歪み系サウンドは使わないこと」、「リード・ギターは入れないこと」などと、厳しい条件(?)を頂いていたのですが、さすがのJCシリーズ、良い感じに仕上がったと思っています。テレキャス、ストラト、レスポールなど多くのギターを使い、"SL-20"のシーケンス風や"RE-20"の発振音なども交えてのレコーディング。ドラムとベース以外はギターパートだけでアレンジしています。その時にラフに撮影して頂いていた素材があったので、メイキング・ビデオ風の動画にしてみました。よかったらこちらもご覧ください。
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