2014年8月29日金曜日

WAZA CRAFTシリーズ登場!〜SD-1W編

いよいよ情報解禁になりました。

最近のBOSSの新製品には、従来は無かった様々なトライが行われていて驚かされることも多いのですが、今回の「WAZA CRAFT」シリーズもそんなチャレンジングな製品。長年に渡って人気の「SD-1」や「BD-2」、そして名機と呼ばれながら生産完了してしまっていた「DM-2」の3機種を、細部にわたり、こだわって新規設計したという期待のニューモデルです。


3機種ともノブ面にスイッチが搭載されていて、それぞれ「S」と「C」と記載されています。これは「スタンダード」と「カスタム」という2つのモードを切り替えることができ、前者はオリジナル・タイプのサウンド、そして後者が「WAZA CRAFT」ならではのサウンドを楽しめる仕様。


いつもお世話になっている、市川市行徳の「WILD FLOWER STUDIO」に行って弾いてきました。アンプは写真のようにJC-120とマーシャルJCM-2000を使用。個人的なレビューを書いてみます。


SD-1W=Super Over Drive

オリジナルの「SD-1」の発売は1981年。僕自身も学生時代からずっとお世話になっているモデルです。マイルドでタイトな低域が特徴的。オリジナルと今回のモデルを並べて弾いてみました。


まずはJCで確認。「S」モードにした時のサウンドはツマミの位置を同じにすれば、新旧のモデルでの違いはほとんどわかりません。どちらもSD-1ならではの、歪みの量はあまり多くはありませんが、甘く心地良いサウンドが特長です。

「C」モードにすると音が太くなったような…。よくよく分析的に弾いてみると、音の上下のレンジが広くなっているのがわかります。特に、オリジナルと比較すると低域がよく鳴っている印象です。歪みの量もやや増えていますね。音色が大幅に変化するのでは無く、上品に程良くサウンドが切り替わります。

オリジナルのSD-1ではややレンジが狭いと感じる場合や、使用ギターがハムバッカーのようにミッドが強い時にはこちらのモードを使うと良いかもしれません。

次にマーシャルでブースターとして使ってみました。今回使用したJCM 2000DSLのLeadチャンネルはハイが結構強いモデル。オリジナルのSD-1だとやや低域が削られ過ぎに思うこともあったのですが、「C」モードを使うことで艶やかで図太いリード・サウンドが!これは気持ちイイッス!!もう少し素直な「JCM 900」の場合は、オリジナルのSD-1との組み合わせもオススメなんですが、SD-1Wなら使用アンプによって「S」モードと「C」モードを切り替えて使えるのは便利ですね。


今回のシリーズではノイズ面でも改良がなされているので、このようなブースター的な使用法でもバッチリ使えます。これまでSD-1を使ってきたユーザーは勿論、他のモデルを使っている方にも是非試して頂きたいオーバードライブに仕上がっています。ご期待ください!!


残りの2機種についても近日公開予定です。

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