2014年12月9日火曜日

立って弾く?座って弾く?

ギターを演奏するとき、イスに座って弾くことと、立って弾くこと、どちらが多いですか?かつて、毎日のようにライブで演奏していた頃は、僕にとっては立って弾くのが当たり前。リハーサルやレコーディングでも立ち姿勢が普通。イヤ、むしろ座って弾くことが苦手に感じるほどでした。昔のリハ写真ってあまり残ってないのですが1枚だけ。


ところが、ここ数年は自宅での制作系の仕事やセミナーなどがメインということもあり、座って弾くことが多くなってきました。

EFFEXPO大阪

先日、12月7日(日)に大阪のESPエンタテイメントで開催された「EFFEXPO大阪 2014」での一コマ。こんな感じで、セミナーやデモ系の仕事では、足元のエフェクターを操作しながらプレイすることもあってほとんど座って演奏しています。(当日は、予想以上に多くの方に来て頂けました。皆様、ありがとうございました!)


そんなわけで、すっかり座った姿勢が当たり前になっていたのですが、「ずっと座ったままの姿勢は健康に悪い」とかで、デスクワークも立ったままの姿勢でできるワーキング・デスク(スタンディング・デスク)とかもあるらしいじゃないですか。先月から今月に掛けてはライブの仕事も予定されていたので、自宅でも立ったまま練習することに。実は、ストラップの長さの微妙な調整によって弾き心地って結構変わるものなんですね。

ストラップの長さ

ストラップの長さは弾き心地だけでなく、「見た目」や「流行」にも左右されるもの。ギターを弾かない人にとっては、くだらないことに思われるかもしれませんが…。例えば、ビートルズの演奏シーン。ジョンもジョージもかなり高い位置でギターを構えているでしょう?70年代のジミー・ペイジは「そんなの弾けないでしょう?」というほど下にぶら下げてました。僕が18歳の頃、レスポールを持ってる写真。


70年代後半の音楽シーンは「パンク」、「ディスコ」、「フュージョン」が大流行。20歳頃の僕は3番目に乗っかったんで、セミアコ&ストラップの長さは短く、こんな感じ。


この写真、着ているシャツも含め、今見れば恥ずかしいほど、ラリー・カールトンのジャケット写真に影響受けてますね。


最近市販のモデルは「大は小を兼ねる」的にかなり長く設定できるものが多いのですが、短めに設定したい自分としては非常に使いにくい。特に、持ち替えが多い現場などでは、2重に重なった部分がよれてしまってNG。比較的短めの設定が可能な「Live Line」製のストラップを愛用しているのですが、このモデルも生産完了なのか、あまり店舗で見ることが無くなってしまい困っています。



ストラップの調整

普段、座って練習している方は、その場合もストラップを使用して、立ち姿勢と座った場合でギターの位置が同じになるように調整すると良いでしょう。家ではちゃんと弾けるのに、リハやライブで弾けなくなってしまう場合は、これが原因かもしれませんよ。

僕自身も現在、立ち姿勢での演奏フォームを改良中です。もう長い期間、弾いてきてクセが付いてしまっているので、簡単には矯正できないのですが練習あるのみ。ピッキング・フォームへの影響など、いろんな気づきがあったので、いずれまとめて書いてみるつもりです。

ストラップと言えば…

そういえば、今月からBOSSのコンパクト・エフェクターを買うと、ライブ中にストラップを留めることができる「ストラップ・ラバー」が貰えるそうですよ。一組頂いたので早速使用しています。


明日はライブの予定なので、今夜も立って自宅練習することにします。

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