2014年2月27日木曜日

発売間近のOD-1X & DS-1X

同時進行的に進めてきたいくつかの仕事がやっと一段落しました。1月ぶりのブログ更新です。近況などは取りあえず次回以降にさせて頂くとして、BOSSの新コンパクト=「OD-1X」と「DS-1X」の1月に公開された公式サイトの動画についての更なる解説や、その後の情報を記してみたいと思います。それぞれのモデルのレビューも合わせてご覧ください。


OD-1Xのレビュー
DS-1Xのレビュー

使用ギター
これは動画を見て頂ければすぐにわかりますね?7本のギターを持ち込んでプレイしています。いろいろなギターとの組み合わせをご覧頂きたかったこともあるのですが、個人的にもいろいろ試してみたくて、ギターが増えてしまいました。BOSSのデモ・ムービーでSGは初登場では無かったかな?



使用アンプについて
公開された動画では「ボヤっと」しか映っていませんでしたが、今回はJC-120以外のアンプも使って演奏しました。
「with combo amp」と表記されている映像はフェンダーの「DELUXE REVERB」を使用。これには最初、苦戦しました。ある程度の音量を出さないとイイ感じにならないんですね。クランチになるかならないか位の設定(VOL=5ぐらい?)にしたところ、ODもDSも絶品のサウンドになりました。【TREBLE】やや上げ=[6]くらい、【BASS】やや下げ=[4]くらいの設定だったと思います。


「with stack amp」の方はMarshallの「JCM900」、正確にはモデル「4100」です。「JCM2000」と比較すると、歪みの質感はややキメが細かくドンシャリな傾向。「SD-1」との相性もバッチリなモデルです。そんなこともあってレンジの広い「OD-1X」と「JCM900」の歪みチャンネルとの組み合わせ時はOD側のトーンは絞り気味にしたというわけ。「DS-1X」使用時はクリーン設定です。


実はコンパクト・デジカメ(S95)を使って、オフィシャル・ビデオの撮影風景を撮影してみました。収録音はコンデジ搭載のマイクなので、こもったり歪んだりしていますが、意外と現場の空気感をよく拾っていたので公開することにしました。是非、ご覧ください。


その後のテスト
2月の上旬にはディーラーさん(楽器店のスタッフの方やメディア関係者)向けの新製品発表会というのがありまして、それに向けて改めていろんな実験をしていました。こちらもデジカメ映像があるのでこれも公開します。公開するつもりの撮影では無かったので、多少演奏が粗いのはご容赦くださいまし。


OD-1Xの方はJC-120でのサウンド。ボリュームを絞った渋い音から、【DRIVE】を上げた時のファットなサウンド(特にストラトのリア・ピックアップ時!)まで幅広いサウンドが出せます。いずれのサウンドもゴツいアタックがあるので、弾き応え充分です。DS-1Xはビデオと同様に「JCM900」をクリーン設定で演奏。アンプ側のトーンはほぼ12時位に設定していたような気がします。こちらは非常にスムースな弾き心地で、リード時でもバッキング時でも、潰れずにキレイに歪んでくれます。レンジが広いのにドンシャリになりすぎない絶妙なサウンドです。全く異なる2台の歪み、両方欲しくなってしまうかも、ですよ!

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前回のブログで(もう1月前ですが…)予告させていただいた新刊ですが、シンコー・ミュージックさんから3月末に発売予定です。テーマは「マルチ・エフェクター」。僕が持っているアイディアと知識を総動員して執筆しました。詳細は後日にこのブログでもお知らせ致します。ご期待ください!