2012年5月31日木曜日

「Roland Music Navi」が最終回〜!


5年間にわたって執筆を担当させていただいてきた「Roland Music Navi」が今月号をもって最終回ということになりました。今まで、ギター関係の新製品を沢山ご紹介してきましたが、同サイトでの更新は一旦終了ということになります。(このブログはまだまだ続きますよ〜。勘違いしないでくださいね!)

勿論、寝耳に水というわけではなくて、数ヶ月前に決定していたことなので、予定通りではあるのですが、その前身にあたる「MC CLUB」が2002年にスタートして以来、10年間続けてきたことなので、正直、残念に思っています。何らかの形で復活することもあるかもしれませんし、ローランド/ボスとの関係が切れてしまうわけでは全然無いので、前向きに捉えて今後も頑張っていきたいと思っています。

当面はバックナンバーもご覧頂ける状態で残るそうなので、ご興味があれば是非!

Roland Music Navi


実は、MC CLUBのバックナンバーもまだローランドのサイト内に全て残っているのですよ。生産が完了している製品の紹介もありますが、現行の機種を含めて、エフェクターの基礎を改めて知りたい方などには、そこそこ役に立つ内容になっていると思いますので、こちらも是非どうぞ。

MC CLUBのバックナンバー


M Naviの最後の方にも書かせて頂いたように、しばらくはこのブログで、製品紹介的なことは継続していきたいと考えています。今回は誌面が足りなくて詳細を書けなかった、G-5(VGストラト)なども含めてレビューしますので、楽器が好きな方はときどき、お立ち寄りください。

Twitterでは【製品レビュー】と表示して告知する予定です。フォローしていただけたら嬉しいです。

http://twitter.com/YutakaNakano

楽器に触れることが好きであるということは変わりませんし、このブログではこれまでと同様に、 些細な日記や回想録的なことなども続けていくつもりです。マイペースでやっていこうと思いますので、今後もよろしくお願いします。

2012年5月26日土曜日

ギター小物いろいろ


文房具や雑貨が好きな方も多いと思いますが、今回はギタープレーヤーが日常的に使用している小物類を紹介します。後半の方はギター弾きの人でも知らないものもあるかもしれませんよ。


これはライブで頻繁に目にするのでご存じでしょう。「カポタスト」と言います。何故似たようなものが4個あるかというと、ギターのネック(正確にはフィンガーボード)はいろいろなサイズと角度があってそれぞれに対応するものが必要だからです。(エレキ用、アコギ用、ガット用、12弦用です)


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次はこれ。


これは立って演奏するときに楽器を肩からかけるストラップを外れないようにするためのもの。これって何て呼ぶんだろう。


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確か昔は「アルトベンリー」とか呼ばれていたような…のがこれ


主に弦を交換する時に素早くチューニングキー(ペグ、糸巻き)を回すためのもの。壊れないので、もう20年以上使っています。僕は手動で使いますが、ローディーやギターテックの中には電動ドライバーなどを改造して使っている人もいます。
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これもご存じでしょう。


「スライド・バー」と言います。ブルース系のギタリストがガラスビンの上側を切って使うことも多かったので「ボトルネック」ということもあります。材質や厚み、重さによってサウンドが変わります。

2010年のKANちゃんのツアーでは6人のシークレット・ゲストが参加したのですが、その内の半分にあたる3人のアーティストのオリジナル曲が、スライドを使う楽曲でした。たまたまだと思いますが、普通はそれほど弾く機会は多くは無いんですけどね。

因みにその3曲とは、aikoさんの「えりあし」、山崎まさよしさんの「月明かりに照らされて」、ASKAさんの「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」でした。

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ではこれは?


これはギターを弾きながら歌うアーティストの写真には必ず写り込んでいる「ピック・ホルダー」ですけど、スライド・バーを多用した2010年に購入しました。下の写真のように使います。


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ここからはちょっと変わったものをいくつか。これは何でしょう?


最近ネットで見つけて買った「GUITAR REST」なる商品。ギターを普通に机やアンプに立てかけると、ネックの裏側は丸いので良く倒してしまうのですよ。ギタースタンドがあれば勿論それを使いますが、自宅や仕事の現場でちょっとの間だけギターを置くときには便利かもしれません。アイディア商品ですね。


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ではよく似たこれは?


正式名称はわからないのですが、「Feedback Silencer」という商品名のもの。これは、アコースティック・ギターのボディには穴が空いているでしょ?(サウンド・ホールと言います)バンドでガンガン演奏していると、自分の音が聞こえなくなって、どんどんモニターの音を大きくしてしまうときがあるんです。でも、そうするとハウリングを起こしやすくなってしまうんです。このゴムでその穴に蓋をすると、それを回避できるというわけです。

(写真をクリックすると拡大します)

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これは友達のベーシスト、清水 玲君に教えてもらった「fat)finger」なるもの。


ギターのヘッド側に取り付けるおもりのようなものです。ヘッド側の質量が上がると音の伸び(サステイン)が良くなるということは広く知られていますが、これを調整することができるということなのです。確かにサステインは良くなりますが、サウンドも当然変わります。



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最後は先日、専門学校の元教え子達と食事に行ったときにその中の一人に教えて貰ったもので、「C Deck」なる商品。


これは島村楽器のオリジナル商品らしく、中にはコードが書いてあるカードが入っていてこれをトランプのように適当に組み合わせて選ぶだけで、オリジナル曲のコード進行ができてしまうという代物。いろいろ考えますね〜。もう少し前に知ってい…イヤ、何でもありません。



それぞれの職業で使われる専門的な道具ってきっといろいろあるんでしょうね。面白いものをご存じでしたら、是非教えてください。

2012年5月21日月曜日

近況報告やら告知など


ここのところずっと盛り上がっていた金環蝕の話題。特に観察しようとか考えていたわけでは無いのですが、ベランダからカメラを向けて何枚か撮ってみたところ、割合にキレイに撮れていたので、写真を載せますね。


前回に書いた通り、もの凄い忙しさは峠を越えて、比較的穏やかに過ごしています。この10日間でやっていた主なことは次のような感じ。

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・15日(火)は母親と旅行に行ってきました。車で千葉の南房総、勝浦というところです。親との旅行など、大人になってからは初めてのことでしたが、結構喜んでくれたようです。親孝行になったでしょうか?

当日は天気が悪く、霧と雨で景色も何も見えず。ですが、翌日の水曜日は天気も回復し、泊まったホテルからも海が綺麗に見えました。


鴨川にある清澄寺に行きたいというので、立ち寄って見学。僕個人は寺院などに興味を持ったことはありませんでしたが、歴史のありそうなところで意外と面白かったです。


帰り際にはオープンになったばかりの三井アウトレット・パーク木更津に立ち寄る。 平日にも関わらず結構な混雑具合。驚いた。アクアラインを通って帰宅。

今は亡き祖父母のことや、母の若かりし頃の話は初耳のことも多く、面白かった。機会があればこのブログでも書いてみたいと思う。

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・6月に公開になるローランドの新しいサービス「VGフレンド・ジャム」のデモ・ビデオの撮影を18日(金)に行いました。映像の収録は何度やってもプレッシャーが掛かります。勿論、リハも含めて何回かテイクを録るのですが、僕の場合、カメラが回っていない時が常にベストな演奏になる。これはもう一生直らないデショ。


面白そうなこの企画、詳細は改めてまた。

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・エフェクター好きにはたまらない、シンコー・ミュージックのエフェクター・ブック。次号はGTシリーズの特集も掲載されるということで、数ページの原稿を執筆担当しました。5月31日(木)発売とのこと。自分の担当以外の部分も読ませて頂きましたが、メチャクチャ面白かったですよ。歴代のGTシリーズのユーザーは必見です。

Amazonで予約できるみたいです。

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・今年の東京ギターショー2012も出演が決定しました。詳細はまだ未定ですが、おそらくコンパクト・エフェクターのデモを担当することになりそうです。昨年同様に、複数のエフェクターを組み合わせてのサウンド・メイキング術をお送りする予定です。
今年は会場が「ベルサール渋谷」になったそうです。詳細は以下のURLで。

http://tokyoguitarshow.jp/2012/index.html

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・昨日(5月20日)は、専門学校のかつての教え子達に声を掛けて食事に行ってきました。若い連中と話をするのは楽しいし、勉強にもなります。みんな頑張ってるし、刺激も受けました。負けちゃいられないね!

というわけで、今回はあまり内容が無くてスミマセン。今週は時間的な余裕もあるので、このブログの更新もできると思います。また、観に来てくださいね〜。

2012年5月11日金曜日

好きこそものの上手なれ、でしょうか?


およそ2ヶ月間にわたって行ってきた、制作系の仕事が今週明けに終わって、溜まっていた原稿も昨日書き終わり、今日は本当に久しぶりの休日になりました。 一昨日の夜は、夜中にちょっと休憩とばかりにフローリングの床に横になったが最後、目が覚めたら朝でした。体中痛いのなんのって。もし気温の低かった昨日だったら、きっと風邪を引いていたでしょう。

制作とか原稿といっても僕の場合はギターに関連する仕事ばかりですから、日によっては指先が痛くなる位、毎日ギターを弾いて過ごしています。休みになったら、「自転車に乗ろう!」とか、「ずっと読めなかった本を読もう」とか、「見られなかったDVDを見よう」とか、「Macの勉強しよう」とか、いろいろ思っていたのですが、今日はこれが届いちゃいました。


Line 6の「POD HD」という製品です。仕事柄、エフェクター、特にマルチ・タイプのエフェクターは各社の製品はほぼ全て家で試奏したこととがありますし、「POD HD500」というフット・タイプは発売後すぐに試した事があります。GT-100をここのところずっと使用して仕事してて、そういえば最近のPODってどんな音だったかな?というのを確認してみたくて購入してみました。

GT-100とPOD HD、アンプタイプによっては、意外とサウンドは似ているところもありますね。ユーザー・インターフェースはかなり違うけど、一長一短です。(あー、やっぱり、レビュー原稿風になってしまう…)

サウンドだけじゃなくて使い勝手も含めて、いろいろお試し中。じっくり触っていると、GT-100のこともより深く理解できた気もします。って、結局仕事しているのと大差なくもう夜じゃん!


そういえば昔買ったPODはまだ持ってたっけ?と思ってケースをあさったらありました。初代POD(POD2にアップデートもしたような…)をひっぱり出して、こちらも弾いてみましたが、さすがに昔の仕様です。GTもPODも進化しているのを改めて確認できました。


借りているストラト=G-5も再調整。ブリッジのサドルの高さを調整するためのネジがあるのですが、これの長さは短いのが好みなので、交換してみました。



下の写真は、以前に使用していたチタン製、グラファイト製やダイキャスト製などのサドル。材質によってもサウンドが違うとか、こだわるギタリストが多いんです。なんか、ゴルファーみたいでしょ?(でも結局腕なんだよな〜っていうところも共通してるか?)


ここのところずっと集中してギターを弾いていたので、2ヶ月前には弾けなかったフレーズが知らず知らずのうちにに弾けるようになっていたりします。なかなか、急にはうまくはなれませんが、じっくりやりましょう。

さて、今月後半はいろんな友達にも会う予定、楽しみです。