2011年4月28日木曜日

更新しました

My Guitars」のページを更新しました。今回はヘッダにも写っているストラトをご紹介しています。

2011年4月25日月曜日

仕事部屋の机公開!

ツアーや各地楽器店主催のセミナーなどで、全国を飛び回っていた 10年位前までの頃に比べると、家で過ごす時間がかなり増えました。コンピューターとネットの普及でさまざまな仕事が自宅に居ながらにして可能になったってことなんでしょうね。かつてはレコーディング・スタジオに行かなくてはできなかった音楽制作の環境を、それほどコストを掛けずに整えることができます。実際に僕の場合も自宅で録った音源が市販のCDになったこともあります。さらに、自宅や外出先で映像を放送局のように生中継することだってできるんですから、すごい時代になったものです。

「Roland Music Navi」でのサウンドや写真はこの部屋で収録。

プロのミュージシャンはレコーディング・スタジオに近いイメージで「プライベート・スタジオ」化している方も多いようですが、今の僕としては「できるだけシンプルに」という心境です。

写真の通り、IKEAで買った机にiMacとギター用マルチ・エフェクター「BOSS GT-10」を置いています。シーケンサーは「Logic Pro9」。いずれこの件の詳細も当ブログで執筆予定です。

いつも見ているサイト「lifehucker」の中に「仕事場探訪」というコーナーがあり、ここに登場する世界中のいろいろな職種の方の仕事場がオシャレで個性的。見ているだけで楽しいですし、インテリアやレイアウトを今後の参考にしたいと思っています。

さて、M Naviも近日中に更新予定です。今回もギターシンセ「GR-55」でいろんなフレーズを弾いています。音だけ聴いていると何の違和感もありませんが、全部ギターで弾いているというのを想像しながら是非聴いてみてください。きっとビックリすると思いますよ。更新時にはこのブログとツイッターでお知らせします。

そうそう、前回の記事にコメントを書いてくださった方、ありがとう御座いました!返事を書きたい場合、自分のサイトのコメント欄に自分でコメントって書いても良いものなのでしょうかね?詳しい方、教えて頂けませんか?よろしくです!

2011年4月20日水曜日

いつかは「ギブソン」

昨日、KANちゃん&バンド・メンバーでの飲み会があり、赤坂に行きました。楽しかったですよ。「ブログ、書くの難しいんですよ」なんて話を振ると、「好きなこと書きゃいいんですよ」とか、「大事なのは更新頻度でしょ?」とか言われましたので、今後はもう少し頻繁に書けるようにしたいと思います。

で、今回もギターの話を書きます。

往年のギタリスト達が愛用していたのが、ギブソン製「レスポール・スタンダード」と名付けられたギター。70年代当時、ギブソンのギターさえ手に入れられれば、彼らのサウンドに迫れるのでは?などと思っていたのでした。(それって今でもあまり変わってないか…。)しかし!それは高校生が買うにはあまりにも高価なものだったのです。なので、本物のギブソンを手に入れるのに、それから5年以上かかりました。(しかも中古)

それは70年代製のギブソン・レスポール・スタンダード。実は50年代当時のレスポールとは使われている木材が全く違いますし、作りもかなり粗いと言われています。でも、ヴィンテージなんて弾いたこと無かったんですから関係ありません。ひたすら嬉しかったのを覚えています。

今は処分してしまって手元に無いギター。
ちょっと後悔。

ギブソンも1990年代になると、50年代仕様のレスポールを真剣に作り始めます。僕と同じような、かつてのギター少年が世界中にいたこともあって、それまでのギターの価格と比較するとかなり高価ではあったものの、ギブソンのこの事業は成功します。

そのころに購入した僕のレスポール・スタンダードは、1959年製のレプリカで、ヒストリック・コレクションと呼ばれるシリーズの1994年製のギターです。気に入っているので、BOSSのDemo DVD、ライブやレコーディングなどでも頻繁に使っています。

割と最近。レコーディング・スタジオにて。

あまり、マニアックなギター話ばかり書いていると嫌われそうなので、ギターのページは別に作ることにしました。スペックなどに興味がある方は上の「My Guitars」タブをクリックしてください。こちらも少しずつ、更新していこうと思ってます。

ギターを始めてからギブソンを手に入れるのに6年、プロとしてレコード(アナログだ!)を発売するまで7年かかりました。

この年齢になると5年前なんて、ついこの間という感じですが、10代の5年間は結構長いですよね?見た目も中身も随分変わります。

当時の学生証から…。

スミマセン、つまらない写真で失礼しました〜。

2011年4月15日金曜日

「レス・ポールの伝説」と最初のレス・ポール

前回に引き続き、音楽映画のネタから。

表題の映画「レス・ポールの伝説」もやっとDVDを購入して鑑賞しました。レス・ポール氏は1940年代〜50年代にかけて活躍した、ジャズとカントリー・ミュージックをミックスしたようなスタイルのギタリストで、当時の妻で女性シンガーのメリー・フォードとのデュオとして多数のヒット・レコードを発表した人物です。この映画はレス・ポール氏の生涯を、本人、関係者などのインタビューや、当時の映像を交えて作られたドキュメンタリー作品です。僕にとっては非常に面白い映画でしたが、ギターを弾かない人にとっては、ちょっとマニアック過ぎる内容かもしれません。

彼はマルチ・レコーディング(楽器を複数重ねて録音する方法)やエコーマシンを開発した発明家でもあったのですが、映画の中では実物を映像で確認することもできます。現在のレコーディングの作業はコンピューター上で行われてることがほとんどですが、レス・ポールさんが発明した、この方法を発展させたものなんですよ。

また、彼のアイディアを元に製作された、「ギブソン・レスポール・モデル」というギターは、人物の名前が付いたものとしては最も有名なギターです。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジなど、多くのロック・ギタリストも使用していたこともあって、1970年代にロックを聴き始めた僕にとっても憧れのギターだったのです。

最初に手に入れたのは高価なギブソン製のレスポールではなく、「グレコ」という国産のメーカーによるコピーモデルでした。憧れていたギターではありましたが、楽器店で自分で購入するなんてことには考えは及ばず、同級生から中古で譲って貰ったのが写真の右側の黒いギター「Greco EG-480B」だったのです。

当時の写真。ストラトとPhase90は借り物。

僕がこのギターを手に入れた1975年頃は、今のようなギター教則本のようなものもほとんどありませんでした。勿論、ビデオもDVDもYou Tubeも無い時代。このギターに付属していた、成毛滋氏によるカセットだけが頼りでした。

大きな影響を受けていると思う。多分…。

これがきっかけで自分の人生が大きく左右されてしまうなんて、その時点では知る由もなく。レスポール・モデルの話、ちょっと続くかもしれません。

因みにレス・ポールさん、2年前に94歳で亡くなるまで、毎週ライブ活動を行っていたそうです。スゴイ!

2011年4月7日木曜日

キャデラック・レコード

最近、昔に比べると映画を観なくなっていました。原因はいろいろ思い当たります。

・DVDプレーヤーのリモコンが壊れて、本体は壊れていないのにMENUから先に進められない。(選択ボタンがプレーヤー本体に無い!)

・テレビを見なくなったので、小さい液晶のテレビに買い換えた。わが家ではiMacの画面の方が遥かに大きい。

・近所のレンタル・ビデオ店が閉店した。

・CATVで沢山録画していたが、多すぎて見る時間が取れなくなった。なので解約した。

・他にやりたい事がたくさんある。

なんて、ところでしょうか。

ですが、購入していたのに見ていなかった映画のDVDが何枚かあったのを思い出し、時間が空いた夜に、Macで観ることにしました。

1本目は「キャデラック・レコード」。1950年代のシカゴを舞台にした、実在のレコード会社=チェス・レコードを題材に、ほぼ史実通りのストーリーに仕上がってます。アフリカ系アメリカ人が生み出した「ブルース」という音楽。エレキ・サウンドの彩られたシカゴ・ブルースと呼ばれた音楽は、後のロックに大きな影響を与える事になるのです。(若き日のローリング・ストーンズもチラリと登場します)

マディー・ウォータースやチャック・ベリーなど、登場人物名や楽曲も実物通り。ストーリーとしては知っていることが多かったですけど、映像として改めて見ると感動します。俳優陣もモデルとなったミュージシャン達の「成功したい!」と思う、ギラギラとしたキャラクターを見事に演じているように思いました。

町並みから車や楽器などの機材までの再現度も高く、特にギターやアンプなども時代の変遷に合ったモデルが撮影に使用されているところも、楽器好きにはた
まりません。

ブルースという音楽に興味が無くても、楽しめる内容だと思います。個人的にはもっと早く見れば良かったと後悔したほど。本当に面白かったです。

もう1本は「ドリーム・ガールズ」。こちらはもう結構前の映画ですし、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?1960年代の「モータウン・レコード」に所属していたダイアナ・ロスが在籍していたグループ=スプリームスを題材にした映画です。但し、登場人物は複数の人物のエピソードをミックスして、フィクションとして演出されています。

ビヨンセもジェニファー・ハドソンも歌は凄いのですが、曲は当時の楽曲では無く、ブロードウェイのミュージカル公開時に作曲された楽曲なのだそうです。 僕は80年代に新宿厚生年金会館で行われた来日公演も見ています。その時も演奏は生バンドで素晴らしかったのですが、残念ながら楽曲そのものの記憶ははあまり残っていませんね。僕的には映画そのものより、メイキング映像の方が面白かったです。沢山のキャストやスタッフがこだわって作っていることがひしひしと伝わってくる内容です。本編も、もう一回見直したらもっと楽しめるのかもしれません。

モータウンのバック・ミュージシャン達にスポットを当てた、ドキュメンタリーの「永遠のモータウン」もオススメの映画ですよ。




そんなわけで、楽しい時間を過ごすことができました。映画を観る習慣が復活しそうです。最近の音楽系映画でも見ていないものがあります。「アンヴィル」「アクロス・ザ・ユニバース」だけは去年見たけど、「パイレーツ・ロック」、「クレイジー・ハート」はまだ見てないな。そういえば「トイ・ストーリー3」も買ってあるのにまだ観てないや。オススメの音楽映画があったら是非、教えてください。

そういえば、家の近所のマクドナルドには、何故かテレキャスを持ったマディー・ウォータースの写真が飾ってあるんだけど、何でだろう…。