2012年2月27日月曜日

スタンド・ギター?に初挑戦


ギターをスタンドに備え付けて演奏することができるのを知ったのは、イエスのスティーブ・ハウがエレクトリック・シタールを弾いている姿を写真で見た時です。おそらく、70年代のミュージック・ライフ誌。どうやったらそんなセッティングにできるのかはその時はわかりませんでした。

80年代にプロになって、「ドラムのスネア・スタンドを利用している」ということを知りました。ですが、今年になるまでそれを試してみるチャンスはありませんでした。

先日のツアーでは曲間にすぐにエレキからアコギにチェンジする必要な場面がありました。そこで、このスタンド・ギター(?)を初めて使うことになったんです。正式な名称は何と呼ぶのかはわからないのですが…。客席から見ると宙に浮いているように見えたんじゃないかな?


現在はスネアスタンドを使うのではなく、専用のスタンドがあるんです。用意して頂いたスタンドはエンドピンの位置がネックの下側の側面に打ってあるギターしか留めることができず、僕が今回メインで使ったギターを取り付けることができませんでした。裏側はこんな風になってます。


反対側から見るとこんな感じ…。


そんなわけで、その曲(こっぱみじかい恋)だけはレンタルの「Taylor」を使うことにしました。

ローディー氏によれば、普通はエレキは背中側に回して弾くらしいのですが、エレキ側のヘッド部分(ネックの先が下にきます)が床にあたってしまいそうな気がして、そのままエレキを正面に持ったままアコギを弾きました。足の位置が悪いと背中にかなりの負担が掛かりますが、だんだん慣れて良いポジションが取れるようになりましたよ。

実は想像していたよりも全く違和感無く弾くことができました。ストラップで吊すよりも肩や腰に負担が少ないので、敢えてこのスタンドを使うアーティストもいるそうです。とはいうものの、あまり動けないという欠点はありますが…。

で、メインで使ったのは「Kヤイリ」。ちょっと特殊なデジタル・プリアンプが入っていて、かなりマイク録りのアコギに近いニュアンスが出るので弾きやすいギターです。


因みにギターを立てかけて置くのは「ギタースタンド」と呼ばれています。沢山のギターを同時に置けるスタンドもあるんです。舞台袖で撮ったので、ザラザラな画像ですけどこんな感じです。そうそう、単体の写真撮り忘れましたが、今回もタカミネのガット「PT-307」も使いました。



2012年2月21日火曜日

ツアー終了!


KANちゃんのツアー、終了しました。

今の気持ちは、ホッとしているという書き方が一番しっくりきます。昨年の12月中旬にリハがスタートし、約2ヶ月が経ちました。濃密な時間を過ごしていたので、もっと長い期間だったように感じています。

特に今月に入ってからはライブと自宅での仕事が休み無く並行して進んでいたので、余裕無くてブログ更新もできませんでした。何度もアクセスしていただいた方には申し訳ありませんでした。

ツアーは終了しましたが、ライブのDVDも発売されるということなので、内容についてはあまり書くことができません。またまた機材のことだけ書くこととします。

iPhoneで結構沢山写真撮ったんですけど、暗いステージ上だとどうしても手ぶれしてしまうんですね。

今回はステージ上を動き回り、ものに登ったりすることなどが予定されていたので、ギターはワイヤレス・システムを用意して頂いて、全編これを使用しました。


ギターだけじゃなくて、コーラス(というか叫び声)もあったので、マイクもワイヤレスのヘッドセット(上に乗っているヤツです)。

エレキギターは2010年のツアーと同じ、1976年製のストラトと94年製のレスポール・スタンダードです。



エフェクターはBOSSのGT-10を使用。ですがメインは右側の「ST-2」というコンパクト・エフェクターでほぼ掛けっぱなしの状態でサウンドを作りました。




GT-10の左上はDurhamというメーカーの「Sex Drive」というクリーン・ブースター(エフェクター)。僕はこれを最終段に接続してプリアンプ的に使ってます。ってかこれネーミングが悪すぎです。楽器店の通販で2年前に購入したのですが、宅配便の人に絶対疑われたと思う…。



アンプはJC-120。トラブルが少なく僕にとっては手慣れたアンプ。2010年の大阪城ホールでのライブ時もバッチリだったのでこれをチョイス。照明の具合でカタログ写真みたいに写ってます。



そして、こんかいも足元にはファンを用意して頂きました。もはやこれが無いと冬でもオーバーヒートです。


これからも少しずつ、でも止めること無くブログ書いていきますんで、今後もよろしくお願いします。

2012年2月3日金曜日

久々にのんびり休日


溜まっていた仕事がようやく昨日の夕方に一段落しました。原稿を書いたり、家でレコーディング作業などをしていたのですが、仕事のことはブログには書けないことも多いのですよ。

今回も箇条書きにて失礼します。

・GT-100発表!
遂にBOSSのマルチ・エフェクターGTシリーズの新作が発表になりました。詳細はRoland Music Naviなどのサイトをご覧ください。(もう公開になってます!)役得で既にいろいろと試しています。GT-10からいろいろな部分がかなり進化していますが、一番重要なサウンド面が良くなっているのが個人的には嬉しいところです。今回のKANちゃんのツアーには間に合わなかったのが残念ですが、早くライブでも使ってみたいです。塗装もカッコイイんですよ!(M Navi用に撮ったアウトテイクの写真です)


・iBooks Author
発表になってからずっと気になっていた、Appleの教科書作成ソフト。昨日の夜にテストも兼ねて書類を作ってみました。もう、メチャクチャ簡単に作れてしまいビックリしています。

これは電子図書としてだけでなく、プレゼン用のアプリとしても使えそうな気がします。「Keynote」はちょっと前に流行ったパワポ的な画面を作るのには良いですが、映像、音声、写真などの素材を見せることがメインの場合はこのソフトを使った方が面白いものが作れそうです。僕がプレゼンを行う場合、時間やお客様の年齢層もまちまちなので、その都度ファイルを作り直していたのですが、これなら現場処理で対応可能。面白い!!

Apple TV経由でミラーリングでテレビに映し出すこともできました(但し、家の環境ではビデオは音飛びが時々ありましたけど)。

・レスポール大名鑑
図書館で借りていたこの本をやっと昨日から読み始めました。



レスポール本はいろいろありますが、この本は1968年以降から現在のヒストリック・モデルまでについて書かれた珍しい本なんです。( レスポール・モデルは1960年に一度生産中止になっているのですが、それ以前のモデルは普通の人が購入することはほとんど不可能なほど、もの凄い金額で取引されているのです。その時代のレスポールについて書かれている本の方が多いんです。)

僕が所有している2本のレスポール(72年製と94年製、詳細は「My Guitars」へ)に非常に近いシリアルナンバーのモデルの写真も載っていて、マニアックな内容ですがとても面白く読めました。ちょっと高い本ですが買っておこうかな、と思ってます。というか、この本を蔵書にしている浦安図書館、偉い!!

この本に載っていた70年代初期のLPカスタムのキャビティ内の写真は、僕のカスタムとソックリでした。こんな感じです。


そんなわけで、今日は休みだったのですが、結局一日ギター弾いて過ごしてました。

そういえば、先週福岡に行った時、空港から会場に向かう途中でこんな住所の場所がありました。記念に写真を撮ったので載せておこうと思います。


明日は名古屋公演です。ガンガン弾きまくります!!