2011年12月23日金曜日

ピックとか弦の話


先週からKANさんのツアーのリハが始まっています。ライブに備えて必要なものを、いろいろと準備しているところです。

ギターを弾かない人でも、ギターを弾くときにピックを使って演奏することが多いことはご存じでしょう。楽器店では様々な材質、形、厚さのピックが売られています。

ギタリストによって好みも様々ですが、気に入った種類のピックをずっと使い続ける人と、どんどん違うピックに持ちかえても平気な人とがいるみたいですね。僕自身は、何かのきっかけで「好みのサウンドが得られた」、とか「いつもより上手く演奏できた」なんて思うと(でも、ほとんど気のせいかも)、 どんどん使うピックを代えてしまうほうなんです。

ちょくちょく気になったピックを買い集めていると、ストックはどんどん溜まります。そして、この中から今の気分に合うピックをチョイスして、必要な分をまとめ買いします。


そして、今回選んだのが「Ernie Ball」のHeavy。 まるでキャンディの袋のよう。


昔買っておいたものと比較すると、凹凸が無くなっていて少し滑りやすいんですけど、まあ、許容範囲です。(左側が新しいタイプ。見た目だけでは違いがわからないでしょ?)


弦も合わせてまとめ買い。 弦は1ステージごとに交換するので、使用するギターの本数とライブの本数を掛けた数量が必要になります。 赤いパッケージのアコギ用はこれだけあれば充分ですが、エレキ用は29セット。こちらはギリギリかも。


ギター本体の調整も終了しましたし、アンプやエフェクターの機材の調達も完了。後は頑張って演奏するだけです。2年ぶりのKANちゃんのツアー、楽しみです!!

2011年12月18日日曜日

夜行列車に乗りたいなぁ

また廃止になる夜行寝台列車があるそうですね。

「ブルートレイン」として親しまれてきた寝台特急「日本海」(大阪-青森)と、夜行急行「きたぐに」(大阪-新潟)は運転を取りやめる。

僕は熱心な鉄道ファンというわけではないのですが、夜行列車には独特の雰囲気があって、とても好きなんです。これまでも、仕事の都合などで利用することが決まると、その日が来るのをいつも楽しみにしていました。

最初に夜行寝台列車を経験したのは1986年の夏。富山での仕事の後、翌日の昼間に軽井沢で行われる野外イベントに間に合わせるためには、どうしても夜行での移動が必要になったのです。詳細はあまり覚えていなかったのですが、ウィキペディアで調べてみたところ、富山から信越本線を経由して東京まで走る「能登」という列車だったようです。長野新幹線が開通してからは、信越本線の一部区間が廃線になっているので、現在は臨時列車として走る場合も上越本線経由になっているのだそうです。

その後、夜行列車には何度も乗りました。

夜遅くなるとアナウンスも終了し、車内で聞こえるのは列車が走る音と断続的な踏切の警報音だけ。そして、車窓からの景色は基本的には真っ暗ですが、ときおり見える民家の明かりや、真夜中に停車する誰もいない駅のホーム、月や星などが見える夜空を眺めていると、日常とは違ういろいろなことを考えてしまうのです。寝てしまうのがもったいないと思えるほど…。

20代の頃は推理小説が好きだったので、西村京太郎の「寝台特急殺人事件」のような本を臨場感たっぷりに読むのも面白かったですね。

今のところ、僕が最後に夜行寝台に乗ったのは10年前の2001年、金沢から東京へ帰るときに乗った「北陸」です。チケットの一部とカード・キーを残してありました。また、その時の写真があったので、お見せします。


いわゆる「ブルートレイン」っていうやつです。


この時は個室の「A寝台」だったので、ギターを持っていても余裕。


個室には洗面台はありますが、トイレはありません。


30分ほどの旅番組のビデオがエンドレスで流れるだけのテレビ。TV放送は見れなかったはず。


寝台を座席に変えたところ。


早朝に上野に到着。


ほとんどの夜行寝台列車が廃止に向かっている中で、東京〜札幌を走る「北斗星」、「カシオペア」などと並んで現存する数少ない列車が「サンライズ・エクスプレス」。僕も2回ほど乗ったことがあります。高松〜東京間の「サンライズ瀬戸」の車両は清潔でまるでホテルのよう。個室中心の編成なので、女性の方にもオススメです。僕も機会があったらまた乗りたいなぁ、と思っているのです。


2011年12月15日木曜日

とりあえず撮りまくってみよう!

1週間ぶりのブログです。
今日は休みにしようと決めてました。朝はApple Storeのレッスンで銀座へ。


そして夕方は自転車に乗ってきました。ワンパターンですね。


もう、一か月位前になりますが、携帯をiPhone4Sに機種変更しました。前の3GSでも特に不満は無かったのですが、使い始めて2以上年過ぎましたし、Apple Storeに在庫もあって並ばずに買えてしまったのでね。

それにしてもiPhone4Sのカメラは強力ですね。いつも持ち歩いているモノで気軽に撮影できるのが楽しいです。前回のブログの写真もiPhoneで撮ったものなのですが、僕にとってはもう充分。昼間の明るい環境ならデジカメを持ち歩かなくてもOKと感じました。

1995年に買ったカシオの「QV-10」の解像度はは320×240。その頃撮った写真はこんな感じ、スゴイ進化です。


一方、「Roland Music Navi」でいろいろな製品の写真を撮るために使っているのは、キヤノンの「Power Shot S95」です。明るいレンズで室内撮影に優れていると言われているそうで、去年、このカメラに替えてから失敗は少なくなったような気もします。


Appleの「One to One」レッスンでも、カメラや写真についても教えて貰ってきました。「被写界深度」とか「3分割法」なんてことさえ知りませんでしたが、少し本でも読んで勉強してみようかと思ってます。

写真、面白いかも…。


2011年12月8日木曜日

今週の自転車生活

今週は比較的、時間に余裕があったので、天気の良い日は自転車に乗ってました。写真を撮ってきたので載せてみます。(今回は写真が多いので、環境によっては読み込みに少し時間が掛かるかもしれません

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・12月5日(月) 走行距離=22.5km
R357を西に走り、久々に若洲海浜公園に行ってきました。旧江戸川と荒川という2つの川に掛かる橋を渡って行くのですが、自動車なら何てこと無い坂道も、自転車だとちょっとキツい行程。でも、日頃の運動不足を考えれば、ちょうど良い負荷です。



このコースは景色は悪くないのですが、空気があまり良くないのが欠点かな。そういえば、自転車に関連する道交法の扱いが変わるらしく、原則的には車道を走ることになるそうですね。そんなこともあって最初は車道も走ってみましたが、ここのルートは危なくて自分には無理と思いました。(そもそも橋の左車線は自転車が入れない…)

歩道を走ってきて、信号を渡ろうとしたら、横断歩道の信号は「自転車」の文字が消されていました。うーん、やっぱりここの歩道は走ってはいけないということなのか?


で、若洲海浜公園に到着。この日は暖かくて、汗ばむほどの陽気でした。


この若洲から城南島に掛けられる橋は「東京ゲートブリッジ」と名付けられたようです。来年の2月12日に開通する予定だということで、もうかなり出来上がってきているように見えました。ウィキペディアによれば、海上を跨ぐ距離はレインボー・ブリッジの2倍ということで、展望台なども作られています。




2番目の写真はモロに太陽が入ってしまいました。
3番目は橋の入り口付近。橋上も歩道はあるみたいですが、自転車でも走ってみたいところです。
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・12月7日(水) 走行距離=43.61km
昨日はいつもの江戸川CRを上流に向かって走り、葛飾区の水元公園に行ってきました。

自転車に乗るのには無風で絶好のコンディション。雲がやや多めながら、寒くも無く暑くも無い、気持ちの良い天候です。途中、工事に阻まれましたが、迂回して走ります。


今、水元公園は見事な紅葉が観られます。夏に撮った写真と見比べてみてください。





釣りをしている人も沢山います。でも、さすがに12月、日が短くなりましたね。2時半なのにもう日が陰ってきました。


暗くなると一気に寒くなるので、帰ることにします。3時半を過ぎると完全に夕日の景色です。





久しぶりにのんびりと過ごすことができて、良い気分転換になりました。

そうそう、このブログでは、写真をクリックすることで大きめのサイズの写真を見ることができます。PC/Macでご覧の場合、写真表示画面では、カーソル(矢印)の左右ボタンで写真だけを切り替えて閲覧できるみたいです。右上の「×」か写真以外の場所をクリックすると元の画面に戻りますよ。よかったら試してみてください。

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さて、今週末の12月10日(土)にはロックイン新宿店A館でのコンパクト・エフェクター・セミナー(第3回目)が開催されます。今回は複数のエフェクターを組み合わせていろいろなサウンドを聴いて頂く予定。BOSSエフェクターのクオリティの高さを証明してみたいと思っています。15時スタートです。是非!!


2011年12月4日日曜日

ゲット・ラウド!!

アマゾンで予約注文していたDVDが届きました。

「GET LOUD」は今年の秋に劇場公開されたドキュメンタリー映画です。(世界での公開は2009年)レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、U2のジ・エッジ、ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトが、時にはセッションをしながら、それぞれの人生や音楽について語るという作品。派手な演出も無く、淡々と進んでいく映画なのですが、とても面白く見ることができました。


最大の見せ場はペイジが「胸いっぱいの愛を」のリフを弾くシーン。その瞬間、エッジ&ジャック・ホワイトの顔が、まるで10代の少年のような表情になってしまうのです。そりゃ、目の前で弾かれたら手元を見入ってしまうよな〜。そういう僕もおそらくそんな顔でこの映像を見ていたのだろうと思います。

ペイジのテルミン&エコープレックス、エッジのシステム化されたエフェクター群など、 インタビュー中に写るさまざまな機材にも注目してしまいます。

この映画を最初に観たのが劇場ではなくて、自宅であったことは幸運だったと思ってます。何故なら、途中でギターを弾きたくなる気持ちを抑えるのが難しかったから。実際にペイジがレスポールを弾けばレスポールを、エッジがSGを弾けばSGを手に取って、同じフレーズを弾きながら鑑賞できたことは、僕にとっては実に楽しい時間になりました。 途中で何度もポーズしたり巻き戻したりしながらだったので、見終わるのに3時間以上掛かりました。実際には90分程度の長さなんですけどね。

それぞれのスタイルは異なるものの、音楽あってのギターであること、そんな当たり前の事を確認できたように思います。忘れてしまわないようにしないと。

映画の最後で、出演者それぞれが自分の人生について語ります。

エッジは「もし、U2に誘われていなかったらこの仕事はしていないだろう。銀行で働いていたかも。」などと語ります。

ペイジは「やがて老いてギターを弾けなくなる時がやってくる。しかし、その時間を少しでも先に延ばしたい。」と。

彼らと比較するのはおこがましいですが、自分もギター弾きとして生きてこれたことに感謝し、それをまだまだ楽しみたいと、改めて感じさせてくれる作品でした。


この映画、ギタリストにとっては最高に面白い映画だと思いますが、楽器を弾かない人にはどう見えるのでしょう?人生を描いた優れたドキュメンタリーでもあると思うんですけどね。機会があったらご覧になってみてはいかがでしょうか?

2011年12月1日木曜日

ダンシング・ヒーロー、なわけない〜1986年(1)

今回は振り返りネタで書いてみようと思います。
1985年の冬に浦安に住み始めた頃の話までは「History」でまとめて読めます。

1980年代はマイケル・ジャクソンやマドンナ、国内でも松任谷由実さんなどの活躍もあり、エンターテイメント性を前面に打ち出したコンサートが数多く観られるようになった時代でもあります。 そんな背景の中、1985年12月から始まった大江千里君の「千里が街にやってくる」は計23本の本格的なツアーとなりました。

それからの数年間は、バンドの中で動けるギター、ベース担当者も、演奏以外の様々な役割を持たせられるようになります。曲の進行に合わせ、どの位置に自分が立つかも事細かく決められ(それは「フォーメーション」と呼ばれていた)、振り付けされたステップを踏みながら演奏することも求められるようになりました。

僕はダンス・ミュージックは好きでしたが、それまでは「踊る」ことにはまるで関心が無く、ディスコにさえ行ったことがありませんでした。でも、不思議なことに「やらされている」ようには感じませんでしたね。経験することで「踊れる」ようになれば、自分にとってもプラスですし、何よりやってみると思ったよりも楽しかったからではないかと思います。(踊れるようになったのか?は微妙ですけど)

また、ニューヨークの売れっ子スタジオ・ミュージシャン=ハイラム・ブロックやウィル・リーらが結成していた「24th Street Band」のライブを観て、高度なテクニックを持ちながら、ステージ上を動き回りながら、観客を楽しませようとする姿勢に感銘を受けていたこともあるかもしれません。

演奏フレーズとは全く関係なく付けられたステップにはとても苦労させられました。ですが意外なことに、ライブ時に録音したテープを聴いてみると、それまでと比較するとノリの良い演奏になっていて、体を動かしながらの演奏は音楽の一面を理解するのには有効な手段であることを確信できたことは、自分にとっては大きな収穫でもありました。

誰もいない夜中のコインランドリーで、ガラスに映る自分の足元を見ながらステップの練習をしたのも(鏡も洗濯機も持っていませんでした…)、懐かしくも恥ずかしい思い出です。

1986年にはいろいろな出会いがあり、仕事の幅も広がっていくことになります。(続きます)

Roland Music Navi」も更新されました。楽器フェアでの写真を沢山載せましたので、是非、ご覧ください!