アマゾンで予約注文していたDVDが届きました。
「GET LOUD」は今年の秋に劇場公開されたドキュメンタリー映画です。(世界での公開は2009年)レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、U2のジ・エッジ、ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトが、時にはセッションをしながら、それぞれの人生や音楽について語るという作品。派手な演出も無く、淡々と進んでいく映画なのですが、とても面白く見ることができました。
最大の見せ場はペイジが「胸いっぱいの愛を」のリフを弾くシーン。その瞬間、エッジ&ジャック・ホワイトの顔が、まるで10代の少年のような表情になってしまうのです。そりゃ、目の前で弾かれたら手元を見入ってしまうよな〜。そういう僕もおそらくそんな顔でこの映像を見ていたのだろうと思います。
ペイジのテルミン&エコープレックス、エッジのシステム化されたエフェクター群など、 インタビュー中に写るさまざまな機材にも注目してしまいます。
この映画を最初に観たのが劇場ではなくて、自宅であったことは幸運だったと思ってます。何故なら、途中でギターを弾きたくなる気持ちを抑えるのが難しかったから。実際にペイジがレスポールを弾けばレスポールを、エッジがSGを弾けばSGを手に取って、同じフレーズを弾きながら鑑賞できたことは、僕にとっては実に楽しい時間になりました。 途中で何度もポーズしたり巻き戻したりしながらだったので、見終わるのに3時間以上掛かりました。実際には90分程度の長さなんですけどね。
それぞれのスタイルは異なるものの、音楽あってのギターであること、そんな当たり前の事を確認できたように思います。忘れてしまわないようにしないと。
映画の最後で、出演者それぞれが自分の人生について語ります。
エッジは「もし、U2に誘われていなかったらこの仕事はしていないだろう。銀行で働いていたかも。」などと語ります。
ペイジは「やがて老いてギターを弾けなくなる時がやってくる。しかし、その時間を少しでも先に延ばしたい。」と。
彼らと比較するのはおこがましいですが、自分もギター弾きとして生きてこれたことに感謝し、それをまだまだ楽しみたいと、改めて感じさせてくれる作品でした。
この映画、ギタリストにとっては最高に面白い映画だと思いますが、楽器を弾かない人にはどう見えるのでしょう?人生を描いた優れたドキュメンタリーでもあると思うんですけどね。機会があったらご覧になってみてはいかがでしょうか?
ギターが弾けない私が観ても面白いのかな…神秘ですね(笑)機会があったら前回紹介いただいたビーチボーイズのアルバムも聴いてみたいなぁと思っています。
返信削除本編と同じギターを持ち出しつつドキュメンタリーを鑑賞するなんて、さすがセンパイ♪
前回の振り返り記事シリーズ、1986年以降もすごく楽しみです。
ももし さんへ
返信削除今後もよろしくお付き合いください〜!