2011年12月18日日曜日

夜行列車に乗りたいなぁ

また廃止になる夜行寝台列車があるそうですね。

「ブルートレイン」として親しまれてきた寝台特急「日本海」(大阪-青森)と、夜行急行「きたぐに」(大阪-新潟)は運転を取りやめる。

僕は熱心な鉄道ファンというわけではないのですが、夜行列車には独特の雰囲気があって、とても好きなんです。これまでも、仕事の都合などで利用することが決まると、その日が来るのをいつも楽しみにしていました。

最初に夜行寝台列車を経験したのは1986年の夏。富山での仕事の後、翌日の昼間に軽井沢で行われる野外イベントに間に合わせるためには、どうしても夜行での移動が必要になったのです。詳細はあまり覚えていなかったのですが、ウィキペディアで調べてみたところ、富山から信越本線を経由して東京まで走る「能登」という列車だったようです。長野新幹線が開通してからは、信越本線の一部区間が廃線になっているので、現在は臨時列車として走る場合も上越本線経由になっているのだそうです。

その後、夜行列車には何度も乗りました。

夜遅くなるとアナウンスも終了し、車内で聞こえるのは列車が走る音と断続的な踏切の警報音だけ。そして、車窓からの景色は基本的には真っ暗ですが、ときおり見える民家の明かりや、真夜中に停車する誰もいない駅のホーム、月や星などが見える夜空を眺めていると、日常とは違ういろいろなことを考えてしまうのです。寝てしまうのがもったいないと思えるほど…。

20代の頃は推理小説が好きだったので、西村京太郎の「寝台特急殺人事件」のような本を臨場感たっぷりに読むのも面白かったですね。

今のところ、僕が最後に夜行寝台に乗ったのは10年前の2001年、金沢から東京へ帰るときに乗った「北陸」です。チケットの一部とカード・キーを残してありました。また、その時の写真があったので、お見せします。


いわゆる「ブルートレイン」っていうやつです。


この時は個室の「A寝台」だったので、ギターを持っていても余裕。


個室には洗面台はありますが、トイレはありません。


30分ほどの旅番組のビデオがエンドレスで流れるだけのテレビ。TV放送は見れなかったはず。


寝台を座席に変えたところ。


早朝に上野に到着。


ほとんどの夜行寝台列車が廃止に向かっている中で、東京〜札幌を走る「北斗星」、「カシオペア」などと並んで現存する数少ない列車が「サンライズ・エクスプレス」。僕も2回ほど乗ったことがあります。高松〜東京間の「サンライズ瀬戸」の車両は清潔でまるでホテルのよう。個室中心の編成なので、女性の方にもオススメです。僕も機会があったらまた乗りたいなぁ、と思っているのです。


5 件のコメント:

  1. あらゐぐまらすかる2011年12月18日 17:36

    夜行列車――乗ったことないです。
    ちょっと違うかもしれませんが、
    銀河鉄道が頭に浮かびました。
    なんだかタイムトラベルできそう。
    是非乗ってみたいと思います!
    列車内のお写真が、またそれをそそる(笑)
    既存の夜行列車はどうにか保持してほしいなぁ。

    返信削除
  2. 銀河鉄道、宮沢賢治?松本零士?どちらが浮かびましたか?

    是非、乗りに行ってみてください。

    返信削除
  3. あらゐぐまらすかる2011年12月18日 21:56

    フフッ――銀河鉄道って聞いて、
    何を一番最初に思い浮かべますか?

    全部大正解ですっ!!!
    最初に「銀河鉄道の夜」が思い浮かんで、
    でもまた次の瞬間に「銀河鉄道999」が頭をかすめ、
    最終的には「GODIEGO」が鳴り響きました(笑)

    返信削除
  4. 僕はこのブログを書きながら、頭の中で「花嫁」が鳴ってました。古すぎ!(笑)

    返信削除
  5. あらゐぐまらすかる2011年12月19日 2:18

    「花嫁」いい詩ですね。
    恋の片道切符――ちょっぴり胸キュンしました。
    この曲聴きながら、夜汽車(夜行列車)の車窓から見える
    まだ見ぬ景色に思いを馳せてみました。
    夜行列車って、とってもロマンチック……

    返信削除