2011年4月7日木曜日

キャデラック・レコード

最近、昔に比べると映画を観なくなっていました。原因はいろいろ思い当たります。

・DVDプレーヤーのリモコンが壊れて、本体は壊れていないのにMENUから先に進められない。(選択ボタンがプレーヤー本体に無い!)

・テレビを見なくなったので、小さい液晶のテレビに買い換えた。わが家ではiMacの画面の方が遥かに大きい。

・近所のレンタル・ビデオ店が閉店した。

・CATVで沢山録画していたが、多すぎて見る時間が取れなくなった。なので解約した。

・他にやりたい事がたくさんある。

なんて、ところでしょうか。

ですが、購入していたのに見ていなかった映画のDVDが何枚かあったのを思い出し、時間が空いた夜に、Macで観ることにしました。

1本目は「キャデラック・レコード」。1950年代のシカゴを舞台にした、実在のレコード会社=チェス・レコードを題材に、ほぼ史実通りのストーリーに仕上がってます。アフリカ系アメリカ人が生み出した「ブルース」という音楽。エレキ・サウンドの彩られたシカゴ・ブルースと呼ばれた音楽は、後のロックに大きな影響を与える事になるのです。(若き日のローリング・ストーンズもチラリと登場します)

マディー・ウォータースやチャック・ベリーなど、登場人物名や楽曲も実物通り。ストーリーとしては知っていることが多かったですけど、映像として改めて見ると感動します。俳優陣もモデルとなったミュージシャン達の「成功したい!」と思う、ギラギラとしたキャラクターを見事に演じているように思いました。

町並みから車や楽器などの機材までの再現度も高く、特にギターやアンプなども時代の変遷に合ったモデルが撮影に使用されているところも、楽器好きにはた
まりません。

ブルースという音楽に興味が無くても、楽しめる内容だと思います。個人的にはもっと早く見れば良かったと後悔したほど。本当に面白かったです。

もう1本は「ドリーム・ガールズ」。こちらはもう結構前の映画ですし、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?1960年代の「モータウン・レコード」に所属していたダイアナ・ロスが在籍していたグループ=スプリームスを題材にした映画です。但し、登場人物は複数の人物のエピソードをミックスして、フィクションとして演出されています。

ビヨンセもジェニファー・ハドソンも歌は凄いのですが、曲は当時の楽曲では無く、ブロードウェイのミュージカル公開時に作曲された楽曲なのだそうです。 僕は80年代に新宿厚生年金会館で行われた来日公演も見ています。その時も演奏は生バンドで素晴らしかったのですが、残念ながら楽曲そのものの記憶ははあまり残っていませんね。僕的には映画そのものより、メイキング映像の方が面白かったです。沢山のキャストやスタッフがこだわって作っていることがひしひしと伝わってくる内容です。本編も、もう一回見直したらもっと楽しめるのかもしれません。

モータウンのバック・ミュージシャン達にスポットを当てた、ドキュメンタリーの「永遠のモータウン」もオススメの映画ですよ。




そんなわけで、楽しい時間を過ごすことができました。映画を観る習慣が復活しそうです。最近の音楽系映画でも見ていないものがあります。「アンヴィル」「アクロス・ザ・ユニバース」だけは去年見たけど、「パイレーツ・ロック」、「クレイジー・ハート」はまだ見てないな。そういえば「トイ・ストーリー3」も買ってあるのにまだ観てないや。オススメの音楽映画があったら是非、教えてください。

そういえば、家の近所のマクドナルドには、何故かテレキャスを持ったマディー・ウォータースの写真が飾ってあるんだけど、何でだろう…。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、初めてコメントします。
    キャデラックレコードの名前にピンときた者です。
    こんな映画があったなんて!ブルース大好き人間にはたまりませんね。
    速購入したいと思います。

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  2. トイストーリーにピンときました(^-^)/
    3、良かったですよ♪(≧∇≦)
    でもやっぱり1がどの映画も1番いいですよね☆

    しょうもないコメントですいません笑

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