2014年3月24日月曜日

買って良かった、ゴダン・ギター

 3月31日発売のムック本「プロフェッショナル・エフェクター・テクニック2」(GT-100の攻略本)の最終の校正も終了し、後は発売を待つばかり。今月予定されていたイベントや音源制作も一段落してホッとしています。思えば、昨年末からまともに休んだ日は無かったかも。

 去年はいつになく、ガットギターを弾く場面が多かったのですが、15フレットあたりを使用するフレーズを指定されることが多くて困りました。通常のガットギターは12フレットでボディとネックがジョイントされているので、高音域は非常に弾きにくいからです。タカミネの12フレット以上は、今まであまり使っていなかったのでサビているほど。


 そんな悩みを解消したくて先週購入したのが、Godin(ゴダン)というカナダのブランドの「Multiac Nylon SA」というモデル。(今後は、もうギターは買わないなどと表明するのはやめときます)ローランドのイベントなどで時々借りていたので、このギターの素晴らしさは認識済。でも、「ライン専用でマイク録りできないこと」、「見た目がアコギっぽくないので、観客にアコギをプレイしていることが視覚的にわかりにくいこと」なんてことがあって手を出せずにいたのです。


 15フレットジョイントに加え、カッタウェイ仕様。通常のガットと比較すると、やや細身で薄いネック形状に仕上げられており、弦高もかなり低めに調整されているので、とても弾きやすいです。ボディはソリッドではなくて中空構造になっていて、生音でもそれなりの音量で鳴ります。それでも通常のアコギに比べれば小音量なので、マンションなどで練習するには丁度良いレベルです。軽量なのも良いですね。もっと早く買えば良かった〜。


 使用されている材の品質も高く、滑らかで高級感のある仕上がり。トップはSpruce、バックとネックはMahogany、指板はEbonyです。


 ピエゾ・ピックアップによるサウンドもリアルそのもの。以前にローランドのアコギ用アンプ、AC-33で鳴らした時の感動が甦りました。3バンドのEQ搭載。ミッドの帯域を700Hzか1200Hzに切り替えることができます。


 このギターのもう一つの魅力はGK対応、つまりギターシンセのGR-55などを一緒に鳴らすことができるところ。通常のガットのサウンドにパッド系の音を混ぜると、エレキでは味わえないゴージャスなサウンドに仕上がります。


 実は、もう一つこのギターに期待しているのはGR-55などを経由してのMIDI出力機能。GK搭載のエレキギターでも入力自体は全く問題無くできますが、ナイロン弦独特の、特にコード演奏時の弾き心地が気に入ってます。入力後にエディットはしますけど、僕にとっては鍵盤に比べたら遥かに素早く入力できる便利なツールにもなりそうです。

 数えてみたら、ローランドさんから借りているG-5や、ベースなどを含めると27本もの楽器が家にありました。ちょっと整理しないとヤバいかも…。

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 ブログ自体はちょっとサボってましたが、今月はいろんなことがありました。書きたいことが溜まっているので、多めに更新する予定。また、読みに来てください。

2 件のコメント:

  1. 期待しています!個人的には中野さんが駆け出しだった頃のお話なんかも興味が

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    1. ありがとうございます。そんな話も書いていくつもりです。

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