2016年5月15日日曜日

ずっと欲しかったモノ

ライブやセミナーなどが仕事のメインだった頃に比べると、ここ数年で家で過ごす時間が圧倒的に増えました。音源制作や原稿執筆など長時間に亘って机に向かってする仕事も多くなってきています。これまで自宅で使っていたイスは、20年くらい前に近所のホームセンターで購入したボロボロのオフィス・チェア。2万円もしなかったように記憶しています。

ホームセンターにて

ニトリやイケア、ホームセンターなどに行った時に、ついつい立ち寄ってしまうのがオフィス・チェアの売り場。高級なワークチェアに腰掛けてみると確かに座り心地は最高です。でも値段はどれも非常に高価(8万円〜20万円)。「エルゴヒューマン」、「岡村製作所」、「ハーマンミラー」というメーカーの製品がこの分野の売れ筋のようですね。特に「岡村製作所」の”コンテッサ”というモデルはそのまま寝てしまえるのではないか、と思えるほどの快適さ。いつかこんなイスが買えたらな〜、などと思ってました。

きっかけは故障!

今年(2016年)の1月頃。4月に発刊予定だった「プロフェッショナル・エフェクター・テクニック 4」の原稿執筆が佳境に入ったある日、これまで使っていたイスの座面の高さ調整がついに出来なくなってしまいました。机にあごを載せるようにキーボードを叩く姿は情けなくて人には見せられません。どちらにしても代わりのイスを早急に購入する必要があり、「エイヤ!」とばかりにポチってしまったのが、ハーマン・ミラーの”アーロンチェア”というイスだったのです。


何故、アーロン・チェアを選んだのか

試座した時に気に入った"コンテッサ"ではなく、"アーロンチェア"を選択したのかは以下の理由からです。

・失敗を恐れたから
いきなりネガティブですが、いろいろと悩んでいる時間が取れないこともあって、レコーディング・スタジオなどで定番のモデルにしておけば安心かと考えたから。でも、15万円もの出費ですから、製品が届くまではドキドキしました。

・夏、涼しそう
楽器を演奏するには、メッシュ仕様は暑い日も涼しそう。これから夏になってどうなるか、楽しみです。

・12年保証
高価なイスではありますが、使用期間を考えれば意外に単年ごとのコストとしては高くないのかも、と考えたから。しかも、メーカーの保証が12年も付いているとのことなので。クルマよりも長い付き合いになりそうですからね。

実際に使ってみて

結論から書けば、ワークチェアと呼ぶに相応しい、仕事に向き合うにはうってつけのモデル。メッシュが体にフィットして、集中して楽器やパソコンに向かっていても疲労感はとても少ない印象です。そういえば、腰痛にもならなくなりました。正しい姿勢が保たれることも影響しているのでしょうか、就寝時の寝付きも良くなったような気がします。

一方、常に臨戦態勢で、どのように調整してもリラックスできるイスではありません。リクライニングは可能ではありますが、固定することはできませんし、ヘッドレストが搭載されていないので、くつろいでの読書やCD鑑賞、ましてや昼寝などには全く向きません。それ用のイスがもうひとつ欲しいかも…。

ひじ掛けの調整

キーボード入力時、机の高さに合わせてアームレストの高さを調整し、左右を閉じることで肘を固定できます。個人的にはあまり使いませんが、座面を前傾姿勢に固定することも可能です。


ギターを弾くときはアームレストを広げて、浅めに座ればOK。どうしても邪魔に感じるなら高さを最低位置まで下げることも可能です。


因みに、レコーディング・スタジオのアーロンチェアはコントロール・ルームに置いてあることが多く、プレーヤー用は写真のようなひじ掛けの無いイスが用意されます。


というわけで、今のところ購入したことは後悔していませんが、使う人によっては評価も異なるかもしれません。個人的には、なるべく大事に長く使っていこうと思っています。

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