2011年8月25日木曜日

ビートルズと共に


今回から時々、自分が影響を受けたアーティストや作品について書いてみたいと思います。

きっかけは全く覚えていません。何故か、ビートルズ好きな同級生にカセットテープを託し、録音して貰ったのが初期のベスト盤である「Oldies」というタイトルのアルバム。ラジカセはまだこの時代には無く、自宅にあった縦長のカセット・レコーダーから流れてきたヒット曲の数々=「She Loves You」、「Can’t Buy Me Love」、「I Feel Fine」などに衝撃を受けました。多分1971年、洋楽やロックなど全く知らなかった中学2年の夏休み前だったと思います。ビートルズ自身はとっくに解散していたのですけど…。

一体どのくらい繰り返し聴いたでしょうか。渡したテープが60分テープだったので、余ったスペースには「Let It Be」のA面だけをダビングしてくれていましたが、初期とか後期なんて全然知りませんでしたから、違和感なく続けて聴いてました。リスナーとしての経験値が少ないこともあるのでしょうが、若い頃に繰り返し聴いた音楽は曲順まで含めて体に染みついているような気がします。なので、僕の中では「抱きしめたい」のエンディングの余韻が終わると、(カセットの曲順である)「Two Of Us」の冒頭のジョンの語り「I Dig A Pygmy by Chales Howtrey・・・」が頭の中で鳴ってしまいます。そんな理由もあって、今でもiPodでシャッフルして聴くなんてことはまず、ありません。

その後、親にねだって買って貰ったアルバムが「Abbey Road」とシングル集「Hey Jude」。あまりに繰り返し聞くのでうるさかったのでしょう、すぐにヘッドホンも買ってくれました。(レコード・プレーヤーはリビングにしか無かったのです)


それから、1年間ほどはビートルズの全曲を聴くことが目標になりました。レコードを買い揃え、友達にテープのダビングをしてもらい何とか集めましたが、 CDの時代とは違い、やっかいな「アメリカ編集盤」もあったので大変でしたけどね。 全曲をカタカナ英語で歌えるほど、聴き狂いました。

関連の図書も沢山読みましたが、大人になってから1990年に発売された「ビートルズ・レコーディング・セッション」はインパクトありました。それまで謎だったビートルズの作品がどのように録音されていたかが初めて明かされていたからです。もう既に自分でもレコーディングの現場にいましから、そのクリエイティビティの高さに改めて圧倒されましたね。


でも、何故か自分でギターを手にとって演奏してみようとは思いませんでした。理由は特にないんですけど。ギターを弾き始めるのはもう少し後になります。ビートルズの作品をおそらく一生聴き続けていくんでしょうし、それは今でもとても楽しいことなのです。

3 件のコメント:

  1. 多くの演奏者にとって、
    ビートルズを聞いているということは、
    基本なんでしょうね。
    ここ数年もビートルズの新しいBOXがいろいろと出てますが
    中野さんはどれか購入されましたか?

    中野さんがギターを始めるきっかけを楽しみにしております。

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  2. コメント、ありがとう御座います。

    ビートルズのMonoバージョンのボックスが欲しいのですが、まだ手を出せないでいます。iTunesでバラ売りしないかと期待しているのですが…。

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  3. ビートルズは40代の私でも無知です。


    「ずうとるび」がギリギリです(笑)


    ちなみに、マイケルジャクソンも無知です(笑)

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