2012年8月13日月曜日

オリンピック、時間の感じ方

ロンドン・オリンピック、終わっちゃいましたね。夜中の放送が多くて、これにハマってしまうと「夜オリンピック観て、昼まで寝てしまう」ということになってしまいそうで、ニュースとダイジェスト放送をチラ見するだけでガマンすることにしてました。なでしこの決勝戦だけは頑張って生中継で見ましたけど。

そして、今日行われた閉会式。朝起きてネットで出演者とセットリストを見たらこれは観なきゃと思って、午前中の再放送を観ることにしました。


NHKの中継に関しての苦情についてはここで繰り返しませんが、そもそも音楽に対してアナウンサーの声が大きすぎるんじゃないかな。今回の再放送では聴きたかった曲がカットされてたのも残念!まあ、オリンピックは選手が主役なので仕方無いのかもしれません。
北京やアテネのときもこんな感じだったんでしょうかねぇ?

少なくてもイギリスの音楽で育った僕らのような人間にとって、 閉会式の内容自体は素晴らしいものに思えたのではないでしょうか。楽曲の内容に合わせた演出など、沢山の印象的なシーンがありましたが、トリのThe Whoは凄かった。(再放送では「Baba O’Riley」は途中でぶった切り、2曲目の「See Me,〜」はカット、「My Generation」は演奏シーンは全く映さずでしたが…)


ピートが弾いた最初のパワーコードの響き・・これだけで鳥肌が立ちました。決して音が良いとは言えないテレビからのサウンドでしたが、エレキギターの音は何て格好いいんだろうということを、またまた思い出させてくれました。


クイーンのブライアン・メイの演奏も良かったですね。フレディが亡くなって以降もいろいろなイベントなどに出演しているのを見かけていましたが、少し前から比べると若返ったのではないか、なんて思いました。


ブライアンのギターサウンドに使用されていたのが、「ディレイ」と呼ばれるエフェクターで、やまびこのような効果を得られます。深めのディレイを掛けることで分厚いギターサウンドを演出できるのです。


3時間という長丁場でしたが、とても楽しかったのでアッという間の時間に感じました。


もう一つ、今回のオリンピック放送の中で、ちょっと面白いと思うことがありました。


銀メダルを獲った入江陵介選手の200m背泳ぎ決勝。「わずか0.3秒の差で金メダルに届かず」という試合の後、「そうなんだー、惜しかったねー」と思いながら、NHKのダイジェスト放送を見ていた時のことです。


番組内で、
「それではその0.3秒がどの位の差なのかを音で表してみましょう」

「ピッ、ピッ」と、電子音を鳴らして、

「ハイ、こんなにわずかな差だったんですね〜」とアナウンサーさんのコメント。

200m泳いでの0.3秒ですから、僅かな差なのは勿論わかっているのですが、音で表現されてしまうと、
「結構長い時間」と思ってしまう自分がいます。

音は0.3秒で約100m進みます。楽器を演奏するときに自分の音が0.3秒も音が遅れたら、まともには演奏できませんし、エフェクターで「ディレイ・タイム」を0.3秒(300msec)に設定したら、それは「ロング・ディレイ」と呼ばれます。


そんなことを思ってしまった自分はバカだと思いました。




2 件のコメント:

  1. 中野様、どうもはじめまして。
    BOSSのデモ映像の検索からこちらにたどり着きました。
    ディレイタイムのお話はとても共感できて笑ってしまいました。
    JS-10をオーディオインターフェイスに使用した時のレビュー
    など、今後期待しています!

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  2. コメント、ありがとう御座います。

    オーディオ・インターフェイスとして使用した場合のレビュー、了解しました。
    しばしお待ちください。

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