2013年1月7日月曜日
携帯を忘れた日
先日、iPhoneを忘れて仕事に出かけてしまいました。その日は機材もあったのでクルマでの外出。取りに戻ると遅刻しそうな状態だったので、そのまま現地に向かったんです。どれぐらい不便で困るかと思ったら、iPadを持っていたので全然平気。僕のiPadはWi-fiモデルなので、どこでもネットにつながるというわけではないんですが、都内ならクルマを止めたら大抵コンビニやファースト・フード系の店舗の信号が拾えます。緊急の連絡は受けられないものの、メールのやりとりさえ出来れば問題ありません。それに何故かその日はデジカメも持ってたのだ!
フリーランスの代表のようなミュージシャンという仕事。去年、若いミュージシャンに「携帯が無い頃って、どうやって仕事してたんですか?」なんて尋ねられたことがあったんです。そうだよな〜、僕自身もそんな時代があったことさえ忘れかけていました。
留守番電話が必需品時代
80年代、ツアー先から自宅に電話を掛けて留守番電話をチェックするのが日課です。連絡を頂いた相手に宿泊先などから電話するわけですが、地方からだと長距離ですし、ホテルの部屋の電話って使用料を上乗せして請求されるので、トータルするとその金額は馬鹿になりません。
事務所に所属時代
そんなことから自分だけでは管理できなくなって、80年代の後半からは月々数万円を払って、マネージメントをしてもらうことにしました。事務所に所属する場合、決まった金額を支払う僕のようなやり方の他に、自分の稼いだ金額から何割かを引かれるような契約形態や、月給制の場合もあるようです。当時、スケジュール管理や事務的な処理からは解放されてとても楽になりました。
携帯電話導入期
初めて携帯電話を持ったのは遅かったです。90年代の中頃、いやもっと遅かったか?記憶が曖昧です。周りの人達からはかなり遅れて、仕方無く買ったような感じ。ですが、携帯を持った途端に自分に直接連絡が入ることが多くなり、事務所に所属する必要性が薄くなってしまったので、事務所との契約を解消しました。
そして今
仕事のオファーや打ち合わせは電話かメールでのやりとりになります。どんな仕事でもそうでしょうが、メールの場合は履歴が残るので、「言った、言わない」というようなトラブルが起きないのが良いですね。スケジュールのダブル・ブッキングやギャランティについて揉めるなんてことは滅多にありません。楽器も進化して音楽の作り方や環境もかわりましたが、仕事のやり方も変わったんだよな〜なんてことを改めて考えてしまいました。
去年、固定電話の「キャッチホン」と「ナンバー・ディスプレイ」を解約。月々700円も安くなりました。
そう、音楽自体をネット経由で送れるようになったことも大きい。〆切ギリギリにDATやMDを持って夜中に先方のポストに入れに行ったり、なんてことはもう無いでしょうね。
それにしても、IPhoneもiPadも持っていなかったら結構困るかも。連絡先の電話番号なんてひとつも覚えていないし、だいたい公衆電話ってどこに行けば見つけられるんだろ?コンビニにはありましたっけ?
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