2013年7月14日日曜日

エレクトリック・シタールって知ってますか?

一見、普通のエレキギターのように見えますが、特殊なブリッジを搭載することで、インドの民族楽器シタールのようなサウンドを得られるのがエレクトリック・シタールです。本物のシタールは演奏するのが難しそうですが(僕は弾いたことありませんけど…)、基本的にはエレキギター同様のチューニングと弾き心地なので、ギターが弾けるなら簡単にプレイできるのが特徴です。


この楽器は60年代に登場して以来、様々な作品で使用されています。フィラデルフィア・ソウルのTHE STYLISTICSの代表曲「誓い(You Make Me Feel Brand New)」とか、プログレッシヴ・ロックのYES「危機(Close To The Edge)」、Steve Vaiのバラード曲「For The Love Of God」なんてところが有名です。どちらかというとエスニックなニュアンスのサウンドで使われることが多いこの楽器ですが、80年代にジャズ・ギタリストのパット・メセニーが名曲「Last Train Home」で美しいサウンドを奏でたことでも注目されました。


それでは各部分の説明をしてみましょう。因みにこの実機は借り物です。


この楽器のサウンド秘密はブリッジの構造にあります。この写真の左側の細い金属製の部分がブリッジで、その右側にある黒い樹脂製のパーツが、弦が振動するとわずかに触れることによってビビリ音が得られます。右に見えるピックアップはリップ・スティックと呼ばれるPUが搭載されていますが、これは構造的にはエレキギターのピックアップと同じものです。


本体上部には共鳴弦が張られており、各弦はクロマチックでチューニングされています。こちらもピックアップで収音されるようになっていますが、普通に演奏した感じではほとんど鳴らすことができず、関係なさそうな気もします。


コントロール類はそれぞれのピックアップに対するVOLUMEとTONEで至って普通。 これで共鳴弦だけを生かして弾いても音はほとんど聞こえなかっただす。


自分でデジカメを使って撮影した映像をYou Tubeにアップしてみました。聴いてみてください。(実はこれをやってみたかった…)後半では敢えて共鳴弦を弾いてみました。


さて、Rolandのモデリング・テクノロジーを搭載したVGストラトキャスター=「G-5」なんですが、このエレクトリック・シタールのサウンドがバッチリ再現できるんです。「M」ツマミを【A(アコースティック)】に設定して、ピックアップ・セレクターを上から2番目(ストラトでいうとフロント+センターポジション」にすればOK。


映像で本物と聞き比べてみてください。どちらもアンプはMicro CUBE GXで「JC CLEAN」で鳴らして、音はCanon のカメラ「Power Shot S95」内蔵のステレオ・マイクによるものです。


ね?かなりそっくりなサウンドでしょう?最近のJ Popなどでも使用されることの多いエレキ・シタールのサウンド。でも、この楽器を買うほど欲しいというわけでもない自分にとっては、G-5に搭載されているのはうれしいところ。


このG-5。GKピックアップを搭載することでこのようなことが可能になっているのですが、世間では「ギター・シンセサイザー」だと思っている人がまだまだ多いようです。そういえば、このブログではG-5のレビュー記事を書いたことがなかったので、後日にまとめて書くつもりでいます。あと、You Tubeへのアップのやり方もわかったので、今後はこんな映像もアップしていきたいと思ってます。ご期待下さい!

3 件のコメント:

  1. YouTube投稿、楽しみにしております!
    ここのところ猛暑日が続いていますので、くれぐれも体調にお気をつけて!

    返信削除
  2. あ、スミマセン…、上の投稿はfunkydandyでした💧
    匿名以外だとなぜか上手く投稿ができないものでして…

    返信削除
    返信
    1. 素早いコメント、ありがとう御座います!こちらは今雨が降って少し涼しくなりました。

      匿名でないとダメですか?ご迷惑お掛けして申し訳ありません。

      削除