先週の土曜日、懐かしい人達に会ってきました。高校時代にバンドを組んでいた仲間達と。何でも秋頃に昔の仲間を集ってライブをやる、なんていう噂が僕の耳にも届き、そんなことなら自分も参加したいと連絡したら、それじゃあ、早速スタジオで練習しようということになったんです。秋にやるんだよね?気が早くない?と思いながらも指定されたスタジオに行ったのでした。30年以上ぶりの再会。でも、そんな感じは微塵も無く、ほんの少しだけ会ってなかったかのような不思議な気分になりました。
聞くところによれば、楽器からは離れていたというメンバーも多く、どうなることかと思いきや、全然大丈夫。さすが体で覚えていたことは忘れないってことでしょうか。
そんなこともあって、懐かしい高校時代の思い出が蘇りました。自分のメモ的なことを書き残しておこうと思っただけなので、どうぞ、読み飛ばしてください。
最初のバンド
たまたま学校にギターを持って行ったことから、誘われた最初のバンド。ビギナーが多かったので(含む自分)、なかなか演奏がまとまらない。メンバーの音楽的趣味もバラバラ。当時、個人的にはアメリカのブルース・ロック的な音楽を聴いていたが、各人がやりたい曲を民主的にリストアップ。結果的にはディープ・パープルやツェッペリン、ウィッシュボーン・アッシュなどをレパートリーに。秋の学園祭での出演を目標に夏前から練習を始めたものの、本番でも楽曲を完奏できず。学祭の教室で練習しただけで終わったような気がします。
でも、このバンドはキーボードの奴だけはメチャメチャ上手くて、パープルの「Lazy」やエドガー・ウィンターの「Frankenstein」なんていう難曲を弾きこなせる腕前。そいつとバンドを続けたかったが、どうしてもバンドはもうやらない、ということで諦めざるを得なかった。結成から解散までわずか3ヶ月、これにて自分のバンド活動は終了かと思ったのですが…。
2個目のバンド
その学園祭で演奏していた対バンから加入を乞われる。70年代から活躍するアーティスト、寺田十三夫さんの楽曲を主にレパートリーにしていた彼らは、歌も演奏も抜群に巧かった。但し受験の為、残り1年間限定の活動で、翌年の学祭で解散することも決まっていた。このバンドの最後のライブは、PAやアンプ類なども本格的な機材を借りることができて、嬉しかったことを覚えている。
そうして、またまたバンドが無くなってしまったので途方に暮れた。
3個目のバンド
2個目のバンドの解散ライブの対バンで「四人囃子」のコピーバンドがいた。(四人殺しと名乗っていた)彼らとは個人的にも仲良くしていたので、よく練習を見学させてもらっていたのだが、ボーカル・パートで苦労していたように見受けられた。自分も歌にはからきし自信は無いが、バンド無しでは音楽活動ができないこともあって、「オレに歌わせろ」と名乗りを上げた。
バンドに潜入することに成功し、その頃に鮮烈なデビューを果たしたCHARさんの楽曲を主にコピーして演奏した。
やはり、受験などの為、翌年の学園祭を最後に解散。こうして僕の高校時代のバンド活動は終わったのでした。
もし一緒にバンドを組んだ彼らとの出会いが無ければ、音楽を続けることも、それを仕事にすることも無かったハズ。運命を感じます。
今回再会したのは3個目のバンドのメンバー達。それぞれ、どんな人生を歩んできたのだろう。会っていなかった間のことはあまり知らないのだけれど、そんな話をゆっくりできる機会もきっとあるでしょう。楽しみです。
高校生バンドの37年後。左から近藤(Bass)、寺田(Guitar)、我孫子(Drums)、そして僕。(敬称略)
淡々と語る中野さんですが、感受性豊かな時期に没入した熱い情熱を感じました!
返信削除ありがとうございます!でも、そう言われますと、ちょっと照れますね。(笑)
削除昔の 友達との再会! 良いですねぇー
返信削除私も 数年前に20年振り位で お友達と会いました。会うまでは お互いに分かるかなぁー?とか 話が続かなかったらどうしよう?なんて心配していましたが…そんな心配なんて全く無く 学生の頃に戻った様でした。
きっと中野さん達は 演奏で たくさん会話されたんでしょうねぇー
また 色々とお話聞かせて下さいね♪
そうなんですよ。気分だけは高校生に戻るんです。
削除懐かしい方々ですねっ! どんな曲をやられたんでしょう。
返信削除知り合いの方でしょうか?演奏した曲はライブが予定されているので、ここでは内緒です。スミマセン(笑)。
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