2012年4月5日木曜日

一足お先に…

ローランド/ボスのデモ・プレーヤーとして、度々このブログでも書かせて頂いているような楽器店主催のセミナーなどの他に、新製品発表会(内覧会)という場でも演奏させて頂くこともあるんです。メディアの方々(プレスと呼ばれています)や楽器店さん(ディーラーと呼ぶそうです)などの関係者を対象に、今後発売される製品を、演奏を交じえながら説明させていただくのが僕の役割になります。

で、昨日と今日はそんな仕事をしてました。

今回、僕が担当したのは、ローランドとしては久々の大型ギターアンプ「GA-212」。シンプルな操作で多彩なサウンドをパワフルに鳴らすことができるアンプです。ちょっと今までのアンプでは出せない奥行き感のあるサウンド。細かいレビューはまた後日に書きますね。


デモ・プレーヤーの仕事を始める前の20代の頃(正確には1987年)、ギター雑誌の新製品情報を眺めていて、画期的なマルチ・エフェクターが発売されることを知りました。それは「GP-8」という製品。1Uラックの中に数多くのエフェクターが内蔵されていて、それらの組み合わせをプログラム可能な画期的なものだったのです。今ではそれが標準化して当たり前の機能になりましたけど。

もうそれが欲しくて我慢できず、すぐに馴染みの楽器店に電話を掛け予約をしたんです。それからは発売日を指折り数える日々(日本式に…)。やっと手に入れた時の喜びは語り尽くせません。

下から2番目がGP-8。わかりにくくてスミマセン。

今でも新しい製品を試させて頂く度にそんなことを思い出します。よく考えてみれば、一般の発売日より早い段階で、一足早くその楽器に触れることができるなんていう今の立場は、本当にありがたいことなのだと改めて感じます。

このような発表会の場合、ギター関連製品だけでなく、様々な製品も一緒に紹介されます。今回もシンセやVアコーディオン、Vドラム、ボーカル用エフェクターなどもあり、総勢6人のプレーヤーがそれぞれを担当して演奏&紹介を行いました。


左から僕、Ryo君、桝谷さん、坂本綾さん、松本みさこさん、篠田さん

お店で開催されるセミナーでは1人でしゃべりながら演奏するスタイルなのですが、発表会形式では他のプレーヤーさんと交流したり、一緒に演奏したりすることが、僕にとっては大きな刺激になっています。

今回はドラマーの桝谷マリさん(左から3人目の方)と一緒に演奏させて頂きました。まだお若いのに、素晴らしい演奏に圧倒されましたよ。

右端は同い年ながら、貫禄が違う篠田元一さん。僕にとって初めての新製品発表会の時も一緒でした。その頃の話もその内に…。


さて、明日からはまた自宅での孤独な作業に戻ります。そちらもできるだけ楽しんでやるつもりです!

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