iPad/IPhone用の電子書籍を何冊かダウンロードしてみましたが、僕にとってダントツに面白かったのが「Music Life+」。無料なのに内容もとても充実していて読み応えがあります。 インタビューの音声が聴けたり、縦横によって表示される内容が変化するなど、 電子書籍ならではのアイディアも秀逸です。
僕が洋楽ロックを聴き始めたのは中学生の頃。情報はラジオと雑誌だけの時代(テレビではロックはほとんど放送されなかった)。そんな時に毎月のように買っていた音楽雑誌が「ミュージック・ライフ」だったのです。勿論、ほとんどを処分してしまっていますが、3冊だけ捨てずにとってありました。(1974年〜76年)
何故、この3冊だけ残してあったかというと、ミュージック・ライフでは読者による人気投票が行われており、その最終結果が毎年の3月号に掲載されていたから。つまり、まだ聴いたことの無いアーティストの作品を、中学生の乏しい小遣いの中から購入するための参考資料にしていたのです。
この人気投票はバンドやアーティストだけでなく、各プレーヤーも部門別に掲載されているので、眺めている内に自然とその名前も記憶されていきました。まだ耳にしたことのない作品を想像しながら、次に買うべきレコードを決めていったのです。そして、作品を新たに聴く度に、次々とチェックマークを付けていきました。
10代で覚えたことは忘れないんですよね。この時代に活躍した「ユーライア・ヒープ」や「ウィッシュボーン・アッシュ」のメンバーの名前は全て覚えているのに、CDを買っているのに「マルーン5」や「リンキンパーク」のメンバーの名前は全く覚えられませんから…。
高校に入りギターを始めてからは、ロックは聴くだけのものから、演奏するためのものに変わり、読む音楽雑誌も「プレーヤー」誌などに移っていきました。
現在は情報が溢れていて、何でも調べれば多くのことがわかってしまいます。一方、当時は情報が少なく、それを想像力で埋めていくことが、音楽をより面白くしていた側面もあったのでは?なんてことも考えてしまいます。
さて、「Music Life+」は次回はツェッペリン特集らしいです。こちらも楽しみです。
こんにちは!いつも楽しくブログ拝見しています♪
返信削除お手元のMusuicLife3冊の最後年、76年生まれです^^
ギターのことは申し訳ないほどさっぱり無知なワタシですが^^;
10代の頃の濃い記憶や、情報がなかった故の想像力や憧れの大きさ。同感です。
でもワタシから見たセンパイは、大人の今でもキラキラ☆
理想を持ち、日々精進。何より大好きな事をやっている喜びがあふれているからだと思います。
時代の流れで媒体が変わったとはいえ、愛読書がまた再び楽しめるのってなんだか~素敵ですね!
momoshi さんへ
返信削除コメント、ありがとう御座います。読んでくださる方がいると思うだけで、頑張ってブログを続けていけそうです。今後もよろしくお願いします。
関係無い話かもしれませんが、僕が9歳まで通っていた学校が「桃井第4小学校」、略して「ももし」でした。イヤイヤ、失礼致しました!
数年ぶりに「プレイヤー」を購入したら、薄くなっていたことに驚きました。
返信削除考えてみれば、中身はほとんど広告ですからね。
調べ物はネットで間に合いますから、雑誌類を買わなくなりましたし、本屋にも行かなくなりました。
さびしいけど、仕方ないですよね・・・
(か) さんへ
返信削除プレーヤー誌の件、知りませんでした。そういえば僕も書店で中身の記事を見てから雑誌を買うようになったかもしれません。
さすが!と思うようなものも、時々ありますけどね…。
コメント、ありがとう御座いました。