この博物館、歴代のマーシャル・アンプを展示している所だと思っていましたが、実は「マーシャル・だけじゃない・ミュージアム」でした。
今回の訪問で最初に弾かせて頂いたのがこのアンプ。ギターアンプの歴史を一気に振り返るような1日。
フェンダーの最初期= 1946年製の「Deluxe」。これがクランチなイイ音でさぁ…。実は1957年の 「Deluxe」のリイシュー・モデルを所有しているのですが、1ボリューム、1トーンのフェンダー・アンプの良い音を知りました。これを参考に自分のアンプも研究してみようっと。
ピンクフロイドのビデオ「ライブ・アット・ポンペイ」にも映っている 「wem」のアンプ。これもクリーンが美しいサウンド。
ギブソンの見るからに古めかしいデザインのアンプ。正にジャズ・トーンを堪能できます。
ジェフ・ベックが70年代中盤頃に弾いていたというストラト。証拠写真も飾ってありました。細身のネックで弾きやすい!
エフェクターのコレクション。MXRやマエストロ、エレハモなど様々なメーカーのものがありました。BOSSのSP-1やGE-10もこんなにキレイな個体は見たこと無いかも…。
更にこんなものまで!
3階に上がると、こ、これは!!超名盤ベック、ボガート&アピスの「ライブ・イン・ジャパン」で使用されていたことで知られている「Univox」の現物がツアーケースごとあるじゃないですか!
さらに、BoogieやFender、VOXなどのアンプが所狭しと並んでいます。60年代から70年代に掛けて生産されていた国産のアンプも多数。Tesco、Guyatone、Ace Tone、Yamaha、などなど。懐かしい!
ローランドのこんなアンプ(SR-808)まで。名品、珍品がザクザクあります。
竹谷館長は「日本の音楽文化が向上することを願っている」と仰います。前回も書きましたが、このミュージアムは「音が出せる」ことが大きな特徴。楽器である以上、サウンドを聴けなければその魅力は半減します。しかし、これだけの機材のメンテナンスを行い、保守していくことは並大抵の情熱ではできないことです。そんなことを帰りの新幹線の中で、楽しかった時間を振り返りながらも考えてました。お住まいの地域によってはこの場所は遠く感じるかもしれません。でも、そのコストと時間を掛ける価値は充分にあると僕が保証します。是非、行ってみてください。
今回、このミュージアムの方々とお知り合いという、広島市南区民文化センターの川本さんと広島市青少年育成センターの内山さんが同行してくださいました。そして、竹谷館長とその息子さん、スタッフの小川さん、EMIさん、皆様のおかげで幸せな時間を過ごせました。本当にありがとうございました!
右から竹谷館長、息子さん、私、内山さん、川本さん、ミュージアム・スタッフの小川さんです。
あー、また行きたいな〜。どなたか企画してくれません?「中野 豊と行く・マーシャル・ミュージアム・ツアー」。ギャラは要りません。交通費だけご負担頂ければOKです、なんてね…。(笑)
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